ブログ

授業参観日記

6月 20 日(火) 1限 数学Ⅰ 1-56

パソコンで数学のアプリを活用し、二次関数のグラフを描写させてx軸との共有点の関係を理解し、説明ができるようにすることを目標とした授業を見せてもらいました。よかった点は、以下のとおりです。

〇声の大きさや話すスピードがちょうどよく、笑顔で問いかけながら進めていること。

〇導入の「二次関数の頂点を確認する」活動で「平方完成ができないと困るよ」と声かけしつつ、簡潔に行われていたこと。

〇クロームブックでアブリを活用し、二次関数のグラフを視覚的に確認した後、x軸との共有点について条件を満たすためには、どうなればよいかをグラフを動かして生徒同士で説明する活動をしていたこと。

〇本時の重要事項である、判別式、グラフの軸、f(0)の時のy座標について確認しながら進めていたこと。

〇アプリを使って問題の数式を入力し、グラフを描写させて、既習事項の考え方を生かして問題に取り組ませていたこと。

〇判別式を利用しなくても解答に影響しない問題について、なぜ?と問いかけ、考えさせていたこと。

6月 19 日(月) 1限 英語コミュニケーションⅡ 2-6

Reteling(再話)に取り組むことを通して、学んだことを頭の中で整理し、人に伝える力を身に付けられるようにすることを目標とした授業を見せてもらいました。よかった点は、以下のとおりです。

〇終始、柔和な表情と語り口で、和やかな雰囲気で授業が進んでいたこと。

〇導入のアイスブレイクの自己開示を通して、生徒が話しやすくなる雰囲気を作り、本時の内容に関係する活動へ繋げられていたこと。

〇語彙の復習で使用していたフラッシュカードは、英語と和訳が同じ画面で消す順序を変えて示せるようになっており、アクセント表示に♥マークを使ったり、発音等にも留意し、分かりやすかったこと。

〇音読やペアワークなど生徒の活動が多かったにも関わらず、ほぼ指導案どおりの展開ができたこと。

〇本時の目標に関わる活動である、「キーワードと写真(絵)を使いながら相手にストーリーを説明できるか」の再話を発表した生徒が、多少つっかえながらも堂々と大きな声で、再話できていたこと。

〇振り返りにおいて、本時の目標を再度確認して、生徒に意識付けるとともに、アドバイスとして「Don’t be perfect!」「Retell simply!」を強調していたこと。

6月 16 日(金) 3限 公民セミナー(2年次)

期末考査で論述問題を出すための練習として、「悪法は法か?」というテーマで、自分の考えをまとめ、相互に意見を出し合い、よりよい論述となる活動をする授業を見せてもらいました。よかった点は、以下のとおりです。

〇本時の流れをプロジェクタで映し、しっかりと見通しをもたせていたこと。

〇授業時間のほとんどが、スプレッドシート上にある生徒が自分の書いた文章を説明しあい、相互に「よかった点と感想」「更に良くするために」意見を付箋に書き込みJAMボードに貼り付け、それをもとに各自が文章を改善する活動などの「思考・判断・表現」に関わる言語活動に当てられていたこと。

〇生徒の活動を見ながら、「発表者がぼーっと待っていないように、コメントが書けた人から意見を言ってあげて」「他の人の付箋を見て、気付いたことで修正してもいいよ」など適宜助言をしていたこと。

〇元の文章の右にコピーしたものを各自修正し、修正箇所の色を変えることでどこをどう修正したかがわかり、班内で改善点を説明する時に比較ができてわかりやすいこと。

〇生徒の書いた文章の出来が素晴らしかったこと。

6月 16 日(金) 2限 3-4 コミュニケーション英語Ⅲ

限られた時間で、まとまった英文の概要を読み取り、教員や友だちの力を借りながら段階を踏んで、概要の精度をあげていく授業を見させてもらいました。よかった点は、以下のとおりです。

〇終始穏やかな表情と話しぶりで、安心して授業を受けられる雰囲気があったこと。

〇整序問題を解く場面では、始めから整った文を作ることを目指すのではなく「この単語の後ろにはこの単語が続くといった“かたまり”(語句)」を作ることを意識させていたこと。

〇整序問題の解答の説明では、解答に至るまでにどのような順序で考えるかに重点を置いて、わかりやすく説明していたこと。

〇整序問題の解答について、Microsoft Formsにより正答率やミスの多い部分を確認するとともに、生徒を元気づけていたこと。

〇主語と述語動詞のかたまり(節)を列車の車両に例えて、複数の車両を繋げるには“つなぎ”が必要だと説明し、英文の構造に着目してわかりやすく説明していたこと。

〇段落ごとの概要を把握させる活動の後に、もう一度読んでまとめなおす活動では、プロジェクタで概要をまとめる際の着目点を示し、生徒の活動を促していたこと。

〇高校生の読解スピードが1分間に平均75語であることを話し、やる気を促していたこと。

〇先生が御自身のことを話している場面も、生徒はとても興味深く聞いている様子だった。

6月 16 日(金) 1限 1-12 数学ⅠA

二次関数で、係数や定義域に文字を含む場合の最大・最小をグラフを用いて考えることを目標とした授業を見せてもらいました。よかった点は、以下のとおりです。

〇声が大きく、生徒に対する声掛けもリズム・テンポよく愛情をもって煽る感じがあってよいこと。

 「平方完成ができないと厳しいよ」「書かないとできるようにならないよ」

「わからないものわからないままにするのは気持ち悪いよ」

「1年生の目標は計算力アップだよ」「黒板を写すのが勉強じゃないよ」

「グラフの頂点を出すところまでは求められないと泣くよ」など

〇導入で、最大値・最小値の定義の確認がわかりやすくできていたこと。

〇定数項に文字を含む場合の最大値を求める問題で、「決して易しい問題ではないから、できた人は自信をもってくれればよい」と、できない子が自信をなくなさいよう配慮していたこと。

〇問題解答中に「できた人は、周りのわからなくて困っている人を助けてあげて」と繰り返しお願いしていたこと。

〇「大丈夫かな。置いていかれている子はいないかな」と声掛けしていたこと。

〇定義域に文字を含む問題で、動画をプロジェクタで映し、色がついた区域が定義域の範囲で動く様子を見せ、最大・最小を見つけるのをわかりやすくしていたこと。動画を見て復習することを促していたこと。

〇問題を解答するにあたり、具体的に書けるところから書くことを強調していたこと。