日誌

飲酒運転の悲劇を知ろう

 今日、飲酒運転により家族を失った方の記事を読み、交通事故について私の考えを書きます。事故には自ら起こす事故と、もらい事故があります。私は、もらい事故を5回経験しており、そのうち追突が4回で、側面からぶつけられたのが1回です。こちらに非がなくても修理してもらっても自分の車が事故車になってしまうし、ケガもするしで、何もいいことはありません。飲酒運転によるもらい事故は最低のものです。わざわざ判断能力を低くして運転しているのですから。           

 戦後の交通事故死者数は昭和20年代後半から著しい増加傾向を示すようになり、45年には1万6,765人に達し、その状況は「交通戦争」と呼ばれました(第1次交通戦争)。その後、交通安全対策が進み、交通事故死者は減少傾向を示し、54年には8,466人と45年に比べてほぼ半減しました。ところが、50年代後半から再び増加し始め、63年からは8年連続して1万人を超えるなど、第2次交通戦争と呼ばれました。平成8年には、交通事故死者は9,942人と9年振りに1万人を下回ったものの、交通事故件数は77万件を超え、史上最悪を記録するなど、交通事故はなかなか減りませんでした。ここ数年、死者数は3000人を下回っているものの、飲酒運転撲滅にはほど遠いのが現状です。北米やオーストラリアなどでは飲酒運転で検挙された人を対象にアルコールインターロックの装着が義務づけられていますが、日本では義務化されていません。装置を製造している企業によりますと、一部の運送業者などで導入されていますが、一般の車への普及は進んでいないということです。国土交通大臣に飲酒運転の検挙者を対象としたアルコールインターロックの装着を義務化するよう陳情もされていますが、なかなか進まないようです。去年12月には、車を使う事業者に対し、業務前のアルコールチェックが義務化されるなど、飲酒運転を失くす取り組みは少しずつ進んでいます。学校現場でも先生方にアルコールチェックが義務付けられ、出張する時にチェックしています。すべての自動車が、呼気のチェックをしたり、ハンドルで血中濃度を測って基準値を超えたらエンジンがかからないシステムを取り入れることを義務付けてほしいですね。そして、普及が進むようにその費用は国が負担してほしいです。皆さん、数年後には自動車に乗れるようになると思いますが、飲んだら乗るな!ですよ。