日誌

雨にぬれても

 昨日は、あいにく「雨のマナーアップ運動となりました」。おかげで雨の日の皆さんの登校の様子を知ることができました。PTA会長に「あいさつが、よくできますね」とお褒めの言葉をいただき、うれしく思いました。登校時の西側道路の交通量が思っていたより多く、車での送迎が大変多いことを知りました。また、昨日に限りませんが、雨の中を傘もささずレインコートも着ないで登校する生徒がいることが理解不能です。新国劇「月形半平太 」の中で、主人公が傘を差し掛ける舞妓に言う有名なせりふに「春雨じゃ濡れて行こう」があります。小雨の中を傘なしで歩く時の気どった言葉として使われますが、生徒が傘をささないのは、そんな理由じゃないんでしょうね。
 タイトルの「雨にぬれても」は、映画『明日に向かって撃て』の挿入歌です。作曲者のB. J. トーマスは「雨にぬれても(Raindrops keep fallin’ on my head)」について、こう語っています――「これは実際のところ自由についての歌なんだ。雨の歌ではない。雨は誰にでも降って来る。でもあなたが自由である限り、すべてはOKなんだ」。
 日本は、雨が多く自然災害も多いですが、世界には全く雨が降らないところもあります。日本人は「水と安全」は無料(ただ)と思っていると外国人から言われてきましたが、日本が世界に誇れるところですね。「恵みの雨」「凶作の雨」と人間のとらえ方によって同じ自然現象が180度変わります。
以下に雨について、集めた言葉をいくつか紹介します。みなさんは、どう考えますか?
〇農業者にすれば、想定外も実は想定内。雨が降り続いても彼らは案外明るい。明るくあきらめている。
〇一年を通して晴れの日と雨の日を数えてみれば、晴れの日のほうが多いことに気づくはずだ。オウィディウス(古代ローマの詩人)
〇「雨と晴れは必ずやってくる。大切な事はその両方を幸運だと捉える心構えだ」孫正義
〇雨の運動会で思ったことは、マイナスの出来事によって、みんなが大きな感動をもらえたということ。マイナスだと思っていることは、実は豊かなプラスをもっているんだ。この気持ちをセリフにしてみようとある芝居の中でおばあさんに「悪いことにはきっと、いいことがくっついてくるんだよ」と書きました。山田太一(脚本家) 
〇「雨が降ってうっとうしい。これは何のチャンスでしょう?」困ったことを楽しく盛り上がりながら解決していくのが人生なんです。
〇「雨が降らなければ、虹は出ない」(ノーレイン・ノーレインボー)ハワイの人がよく使う言葉。

ドラマ「水戸黄門」の主題歌にも似たような歌詞がありましたね。「涙の後には虹もで~る」♪