日誌

オーストレイリラ!

  昨日の始業式前に、新しくALTとして赴任されたカーデン・ジェイムズ先生が自己紹介してくれましたが、オーストラリアのシドニー出身という情報しかありませんでしたので、ここで少し詳しく紹介します。ジェイムズ先生は、2017~2019年にかけて長崎の小・中学校でALTをされていました。母国ではスイミングスクールのインストラクターもされていたそうです。私は、30年前に新婚旅行で訪れたのがオーストラリアのシドニーで、思い出の地でもありましたので、ジェイムズ先生に「いいところですよね」と話しました。オーストラリアでは、オペラハウスやグレートバリアリーフ、それとコアラを抱っこしたことが記憶に残っています。

 日本は、1976年に日豪友好協力基本条約(奈良条約)を結び、オーストラリアとの文化的交流を深めました。また、2007年の「安全保障協力に関する日豪共同宣言」(2022年に改定)や、2015年の日豪経済連携協定(JAEPA)に示されるように、日豪関係はその後、重要な政治・安全保障分野の目的を含む、多角的で成熟した関係へと変化を遂げました。日本は1970年代前半、オーストラリアにとって最大の貿易相手国となり、以後26年間にわたってこの地位を保ち続けました。日本がオーストラリアから輸入しているものは資源が多いです。液化天然ガス・石炭・鉄鉱石・銅鉱などですが、地理の授業で勉強した記憶はありますか。日本語学習者の数で見ると、オーストラリアは世界第4位、10万人当たりの日本語学習者数は世界第1位になります。日本とオーストラリアの間には、実に107件もの姉妹都市・友好都市関係(101市区町・6都府県)が設立されています。また、姉妹校提携をしている学校は日豪二国間で550校にも上ります。実は、日本の学校の海外修学旅行先として一番人気があり、日本の学校の姉妹校の一番多い海外の国はオーストラリアなのです。今日オーストラリアにとって、日本はアジアで最も緊密なパートナーとなっているのです。

 右はオーストラリアの国旗ですが、 右の5つの星で南十字星を、左の大きな七稜星でオーストラリアの6つの州と特別地域を表わしています。 海洋国家で世界中に植民地を持っていたイギリスとの歴史的な結び付きは、左上のユニオン・ジャック(イギリスの国旗のこと)に見ることができます。世界にはユニオンジャックが国旗に入っている国が5つ、地域では20弱あります。ユニオンジャックは、以下のようにイングランド、スコットランド、北アイルランドの国旗や旗を組み合わせてできています。「ユニオン」は連合王国、「ジャック」は船首に掲げて国旗を示す旗の意味です。

  これから、授業でジェイムズ先生が色々話してくれると思いますが、皆さんからも積極的に質問してみてください。