日誌

笑う主権者になろう!

 今日は、3年次生に「主権者教育」の選挙出前授業を5、6時間目に行いました。令和2年度から県が実施している「教育イノベーションプロジェクト」の一環として、昨年度から、お笑い芸人による若者の主権者意識を高めるための授業を株式会社笑下村塾と連携して、県内の高校において実施しています。本校は、昨年は6月17日にも実施しています。なお、都道府県が笑下村塾と連携して、全ての高校での選挙授業実施を目指す取組は、群馬県が初めてだそうです。

 今日は、校長室に大音量のフレーズが飛び込んできました。「♪もしかしてだけど~、もしかしてだけど~♪」とギター伴奏とオチのある歌で笑いをとる「どぶろっく」さんでした。3年次生の皆さんの主権者意識は笑いとともに高まったでしょうか。ぜひ、よく考えて自分の一票を行使してください。日本史で勉強したと思いますが、その一票は先人たちが長い間戦って勝ち取ったものです。なくなって初めて有難みがわかるものなので大切にしましょう。残念ながら、明らかに現在の選挙制度は、制度疲労をおこしていると思います。投票率は過去最低を更新続け、それだけでなく、立候補者がいないため今年の統一地方選・前半戦の 41 道府県議選では、総定数(2260)のうち、無投票当選者が4分の1にあたる 565 人に上りました。根本的な問題として、一票の価値の格差の問題も、残っています。これから、日本をどんな国にしたいのか、色々と情報を収集し、政府の政策を判断し、一票を行使することが大切です。一票を粗末にすると泣くことになりますよ。皆さん、自分事として考えましょう。