日誌

ファイト~、一発!

 今日は、体育館で高校総体の壮行会が行われました。ここ3年は、コロナのせいで壮行会というと会議室からリモートで行われることが多かったですが、パソコンの画面に向かってあいさつや決意表明、応援のお願いをするのは寂しいものです。昨年は、暑い中でしたが、校庭で全校生徒を集めて実施できました。太東の看板を背負って戦いに出かける仲間へエールを送れてよかったです。今年は、出張のため生徒の皆さんに話をすることができずに残念でしたが、教頭先生が代わりによい話をしてくれたと思います。
 昨年は、「最も手強い敵は、自分自身である」という話をしました。他人は騙せても自分は騙せません。勉強にしても、部活動にしても、困難なことに粘り強く取り組めているかを評価するのは自分自身です。「眠い」「疲れた」、どこまで頑張れば自分に勝ったことになるのか。そのラインを決めるのは自分自身です。人間は、自分の弱い心と常に戦っていると思います。勝負の時、自分はこれだけ練習(勉強)を頑張ったのだから大丈夫だと自信をもって臨めるか、それとも不安で緊張して実力を発揮できないか。大きな分かれ目ですね。ホームラン世界記録をもつ王貞治さんのエピソードと言葉を紹介します。
チームの優勝がかかった9回裏満塁の打席で。苦手なピッチャーを前に固くなっている自分に気付き、タイムをとった。バッターボックスを外してピッチャーや野手、観客席を見て気付いた。自分がホームランを打つためには、そのボールを投げてくれるピッチャーがいなくては始まらないではないか。考えてみれば「敵のピッチャー」とは、私がホームランを打つためのボールを投げてくれる「パートナー」ではないか。と思えた瞬間から肩の力がスーっと抜けたそうです。
「敵と戦う時間は短い。自分との戦いこそが明暗を分ける。」王貞治
皆さんの戦いは、まだまだこれからです。自分との戦いを勝ち越せるように願っています。

今日は「ファイトの日」だそうです。ファイトが出るエールをもらえた選手の皆さん、総体での活躍を祈っています。