日誌

感謝総括

 今まで、式辞やブログの中で、「感謝」について話したり書いたりしてきましたが、私のブログも残り少なくなってきましたので、「感謝」についてまとめて書いておきたいと思います。「感謝」についての言葉は、たくさんストックがありますが、厳選して紹介します。

〇「一日一生」仏教の教え。朝、起きると自分が生きて呼吸していることに感謝する。昼は、自分が平和な世界にいることに感謝する。そして、夜は1日が無事に終わったことに感謝する。それさえできれば、1日は一生と同じくらい貴重なものになる。似た言葉に、「朝は希望に生き、昼は努力に生き、夜は感謝に眠る」があります。どちらも夜は感謝です。

〇ありがとうの反対は当たり前。当たり前と考えていれば感謝の気持ちはでてこない。

〇試合は目的ではなく、確認の場です。勝っても負けても反省することは山ほどある。同時に相手に感謝もする。勝っておごらず、負けて悔やまず。それは武士道に通ずる。

〇つらいことが多いのは感謝を知らないからだ。苦しいことが多いのは自分に甘えがあるからだ。悲しいことが多いのは自分のことしかわからないからだ。心配することが多いのは今を懸命に生きていないからだ。行き詰まりが多いのは自分が裸になれないからだ。

〇「感謝」「希望」「くよくよするな」「健康」「行動」で「かきくけこ」 この5つは仕事でも人生でも大事じゃないですかね。コシノジュンコ

〇運というのは、運をつかむために自らをコントロールしている人のもとにしかこない。コントロールするのは「言葉」「表情、態度、姿勢、身だしなみ」「感謝」「謙虚」佐々木洋(花巻東高校硬式野球部監督)

〇人生では、投げかけたものだけが返ってきます。それが宇宙の法則です。笑顔を投げかければ笑顔が返ってくる。感謝を投げかければ、感謝が返ってくる。喜びを投げかければ、あなたに戻ってくるのは喜びです。

〇「さまざまな人生相談を受ける中で、人生がうまくいく人となかなかうまくいかない人の差はここではないか。『自分ばかり損をしている』と思った瞬間から、被害者意識で周りへの感謝を失い、本当に自分ばかり損をするようになるという悪循環があると考えました」「一方、『自分はいつも人生から新しいことを習っている』と考える人は、常に周りへの感謝の念を忘れません。不運なこと辛いことがあったとしても、そこから自分にとっての幸運の種を見つけることができているのです。」

〇老子は「足るを知る」と言いましたが、これは今あるもので我慢しておこうという意味ではなく、むしろ、今あるものにこそ感謝しようということ。

〇ユダヤ人のジョークに「ユダヤ人は足を折っても、片足でよかったと思い、両足を折っても、首でなくてよかったと思う。首を折れば、もう何も心配することはない」失ったものを数えるな。残っているものを数えよ。そして、残っているものがあることに感謝し、それを最大限に生かそう。これは真実である。

〇「よくできたね」と褒める必要はない。ただ「ありがとう」と感謝を伝えるだけでいい。感謝される喜びを知れば自ら進んで周囲に貢献しようとする人間になる。アドラー

 いかがでしたか。何か心に刺さる言葉はありましたか。「実るほど 頭を垂れる 稲穂かな」という俳句があるとおり、人間は歳をとるほど、感謝の心をもち、謙虚になるものです。人間は生まれる時は裸で、何も持っていません。若いうちから感謝の心を持てるようになれば、きっと人間関係もうまくいき、幸せを感じられる人生になることでしょう。皆さんが高校生活が「幸せ」だったと思えるように、感謝の心を持てるようになることを願っています。