日誌

9×9=81

 今日9月9日は、「重陽の節句」でしたが、たぶんみなさんにはあまりなじみがないでしょうね。平安時代の初めに中国より伝わったそうですが、古来中国では、奇数は縁起が良い「陽数」、偶数は縁起の悪い「陰数」と考えられ、陽数の最大値である「9」が重なる9月9日を「重陽」と呼び、節句の1つとしました。奇数の重なる日として「五節句」がありますが、1月7日(七草の節句)は、七草粥を食し、その年の健康を願います。3月3日(桃の節句)は、雛人形を飾り、ちらし寿しやはまぐりのお吸い物を食ベて、女の子の健やかな成長を願います。5月5日(端午の節句)は、五月人形やこいのぼりを飾り、男の子の健やかな成長と立身出世を願います。7月7日(七夕の節句)は、短冊に願いを書き笹に吊るし夢成就を願います。9月9日(重陽の節句)は、菊の薬効により健康を願います。旧暦の9月9日は、現在の10月中旬ごろにあたり、まさに菊が美しく咲く時期です。菊は「仙境に咲く霊薬」として、邪気を払い長寿の効能があると信じられていました。菊を行事に用いたため、重陽の節句は別名「菊の節句」とも呼ばれています。重陽の節句では、菊の香りを移した「菊酒」を飲んで邪気を払い無病息災や長寿を願います。
天皇家の菊の御紋は、鎌倉時代に後鳥羽上皇が用いたのが始めとされているようですが、「重陽の節句」と関係があるかどうかは不明です。単に好きなだけのようです。
 数字っておもしろいと私は思いますが、みなさんは1~0のどの数字が好きですか。私は昔から「3」と「9」ですが、日本人は「4」を「死」、「9」を「苦」として嫌う傾向があります。「13日の金曜日」という映画がヒットしてから、「13」を嫌がる人も増えたようですが、日本人にはあまり関係がないと思います。キリストの最後の晩餐に13人の人がいたことと、キリストが金曜日に磔刑に処せられたとされていることから、13日の金曜日が不吉であるとされるようになったからです。また、映画「オーメン」で有名になった「666」は、ヨハネ黙示録13章18節で、獣の数字とされており、転じて、俗に悪魔や、悪魔主義的なものを指す数字とされています。ラッキー7でおなじみの「7」も日本人には好かれる数字で、ウルトラセブンというヒーローもいます。「8」は「八」に直せば「末広がり」で縁起が良い数字になります。漫画「エイトマン」の主人公は、東八郎です。
私は、車を運転していて、つい前の車のナンバープレートを見て、歴史上の出来事を思い浮かべてみたり、数字を操作して計算してみたりしてしまいますが、変ですかね。タイトルの意味ですが、「ハチワンダイバー」という将棋マンガがあります。将棋盤のマス目は?