日誌

そうだ、♨に行こう!

 受検生の皆さんは、昨夜はよく眠れたでしょうか。今日も、朝からあいにくの雨となりましたが、面接も無事終了しました。「人事を尽くして天命を待つ」という気持ちで、合格発表をお待ちください。

 さて、昨年の今日2月22日は「ニャンニャンニャン」で猫の日にちなんで猫について書きました。今日は、群馬に関係ある日で「温泉マーク」の日でもあります。群馬県安中市の磯部温泉組合が制定しました。江戸時代の磯部の古文書に温泉記号(温泉マーク)が記されていることから「日本最古の温泉記号の地」であることを広く知ってもらいたいと制定されました。群馬県高等学校教育研究会が作成した「ぐんまの日本一88」という本でも紹介されています。日付は温泉マークの3本の曲線の湯気が逆から見ると数字の「2」が3つ並んでいるように見えることと、温泉地らしい3つの言葉(風情、風景、風味)の頭文字である「ふ=2」を3つ並べた日付からだそうです。後半のこじつけは苦しいですが、「温泉マーク♨」自体は、わかりやすくて素晴らしいマークだと思います。日本人は、簡略化した記号を作る才能があるらしく、携帯電話で使われるようになった絵文字も日本人の発明ですし、現在目にしている「ピクトグラム」の形が世に広まったのは1964年以降で、そのきっかけは日本で開催された東京オリンピックでした。当時の日本人の英語力では、日本に来た外国人と十分なコミュニケーションをとれる状態ではなかったため、「誰が見てもわかるマークを作ろう」と第一線で活躍するデザイナーを終結させ考案されたのが、オリンピック競技種目や食堂などのピクトグラムだそうです。その種類はオリンピック競技なども含めて約39種類で、デザイナーたちが「社会に還元すべき」と著作権を持たなかったため、便利なピクトグラムは東京オリンピックをきっかけに世界中に発信されて広まりました。他には、交通関係や非常口などのピクトグラムがよく知られています。誰にでもわかるようにという、先日のパキスタンの投票用紙のマークと使われ方は一緒ですね。地図記号は小学校で多くを習いますが、わかりやすく覚えやすいものもあれば、意味を知らないとわからないものもあります。わかりやすいのは、博物館や図書館、老人ホームなどで、意味がわかれば覚えやすいのは、警察署(警棒)や税務署(そろばんの玉)、消防署(さすまた)などでしょうか。私は、茶畑のマークが茶の実を半分に切った時に見える形というのに感動しました(大袈裟?)私たちの身の回りには、たくさんのマークや記号があふれています。気を付けて見て、興味をもったらすぐに意味を調べてみてください。「へぇ~」と思うものがたくさんありますよ。※なぜ、消防署が「さすまた」なのか疑問に思った人は、すぐに調べてみましょう。