日誌

どうなる?郵便

 今日は、びっくりするニュースが飛び込んできました。最近は値上げのニュースがあっても、またかという感じでしたが、25グラム以下の封書(定形郵便物)の郵便料金の上限を現行の84円から110円に、はがきも63円から85円に改正する省令案が総務省から発表されました。来年の秋ごろに値上げする方針らしいですが、封書料金は1994年以降据え置かれており、約30年ぶりの値上げになるということで、そこに驚きました。10年ひと昔と言いますが、そんなに値上げしていなかったんだと逆に大したものだと思いました。先日、年賀状の減少について書きましたが、スマホの普及とネット広告の増加によって郵便物数は減る一方です。賃上げや輸送コストの高騰もあり、日本郵便は昨年3月期決算で郵便事業が2007年の民営化以降では初めて赤字に転落し、料金値上げを検討していたようです。日本郵便は今回の値上げで重量区分をなくして料金を110円に統一する方針です。私が郵便料金を意識したのは、小学校で年賀状を出すようになった時ですが、その時ハガキは10円でした。下の表は途中を省略していますが、ハガキは47年間で6倍にもなっています。これは果たして高いのでしょうか。日本は郵便局が減ってきているとはいえ、2万5千弱あり、セブンイレブンよりも多いです。しかも、セブンイレブンがないような過疎地までカバーしています。お年寄りにとっては、なくてはならない機関です。ただ、昔は懸賞などハガキで行っていたことが、スマホやパソコンで代替されるようになってきているので、郵便が増える明るい見通しはないようです。今後は、価格やサービスの面で宅配便との競争は進むかもしれません。紙の郵便物が普通であった昔を知っている人間からすると、手書きのハガキや封書には、デジタルにはないよさを感じますが、そうでない世代にとっては、そういう感覚はないのかもしれません。近い将来、文字を手書きすることはなくなってしまうのでしょうか。硬筆・毛筆は文化として学校教育で続けてほしいと思います。皆さんは、文字を書くよりパソコンやスマホでの入力のほうがいいですか?