日誌

鍛錬の鍛は、高校時代に!

 今日は、本校の少林寺拳法部の関東選抜大会出場にあたって壮行会が開かれました。大会場所は深谷市のビッグタートルと呼ばれる総合体育館で、18日に行われます。会場の体育館はミニバスの大会で何度か行ったことがあり、自宅からも25分程度と近いので応援に行けるなと思いました。ところが顧問の先生に聞いたら関係者以外入れないとのことで、がっかりしました。(校長は関係者に入れてくれよ~)と思いましたが仕方ありません。先日、県の教育委員会から体育施設で危険箇所がないかの視察に見えたときに、格技場にもお邪魔しましたが、少林寺拳法部と空手部が練習しており、気合いが入っているなぁと頼もしく思いました。

 少林寺と言えば、武術で有名な中国の寺で、映画「少林寺」は世界的に大ヒットしました。今から40年前の話ですが、それよりも以前に拳法をテーマとした映画と言えば、ブルース=リーのドラゴンシリーズがあります。「ドラゴン危機一髪」「ドラゴン怒りの鉄拳」「ドラゴンへの道」「燃えよドラゴン」などです。(格闘技に興味がある人はぜひ観てみてください) 私は、ブルース=リーのファンで、大学生の時に「ドラゴンへの道」のリバイバルを小田原まで観に行ったことがあります。遺作となった「死亡遊戯」を見たのは中3の時でした。彼は残念ながら32歳という若さで亡くなってしまいました。私が小学校4年生の時ですね。当時は、まだ映画を観たことはありませんでしたが、「アチョーッ!」と怪鳥音を叫びながら、プラスチック製のヌンチャクで遊んでいた記憶があります。ブルース=リーの有名な言葉であり、私の好きな言葉として「燃えよドラゴン」の中で弟子に稽古をつけている時の「考えるな、感じるんだ」というものがあります。どんな武術やスポーツでもそうだと思いますが、達人に近づけば近づくほど、頭で考えるより身体が先に動くのではないでしょうか。それは鍛錬の賜だと思います。宮本武蔵の名言に「千日の稽古をもって 鍛となし、 万日の稽古をもって 錬となす」があります。千日は約3年、万日は約30年です。一つの技でも、継続することなしに修得することはできないということを言っているのだと思います。先は長いですが、皆さんも「鍛錬」の言葉をかみしめて勉強に部活に頑張ってください。
※イラストは、高校生の時に描いたブルース=リーです。高1の時に油絵も描いたのですが、たぶん実家のどこかにあるんじゃないかと思います。