日誌

さらば青春の時

 昨年の 10 月3日のブログにプロレスラーのアントニオ猪木さんが亡くなったことについて書きましたが、今日は、昨日訃報が報道された歌手の谷村新司さんのことについて書きたいと思います。谷村さんと言えば、今の高校生に認知されているのは24時間テレビの「サライ」でしょうね。私は、中学高校時代が、フォーク・ニューミュージック全盛時代であり、YMOなどテクノポップが流行った時代でもありました。谷村さんがリーダーを務めていたアリスがブレイクしたのが中3の時で、「チャンピオン」のヒットでたくさんの人に認知されるようになりました。アリスのデビューは1972年なので売れるまで時間がかかりました。私がギターを始めた高1の時に、アリスや松山千春、さだまさし、中島みゆきなどの曲をコピーしていましたので、思い出深いものがあります。多くの歌に勇気付けられたり、癒されたりしました。皆さんにもそんな歌があると思います。谷村さんの歌はキーが低いので歌いやすく、今でも山口百恵がJRのCMソングとして歌いヒットした「いい日旅立ち」はカラオケで歌うことがあります。アリスの曲はほとんど歌えますが、カラオケではなかなか歌う機会はありませんね。話がそれましたが、谷村さんは文化放送の「セイヤング」やニッポン放送の「オールナイトニッポン」など多くの番組でラジオのパーソナリティーもしていました。最近の若者でラジオを聴く人が増えているという話も聞きますが、私の中高校生時代は、深夜ラジオを聴きながら勉強している人が多かったんですよ。セイヤングの「天才・秀才・バカ」のコーナーは人気があり、本にもなりました。

 自分が若かったころに活躍していた人が年を取った姿を見たり、訃報を聞いたりすると、時代が終わったような寂しい感覚にとらわれます。あと4、50年後に皆さんも、こんな気持ちを味わうと思いますよ。ただ、アイドルが40、50歳になっても活躍している時代です。郷ひろみは明日68歳になります。アンチエイジングが進んで、アイドルの寿命もどんどん長くなっていくのでしょうね。日本だけでなく、海外でも年をとっても活躍しているミュージシャンはたくさんいます。好きなことができる幸せを忘れずにファンを喜ばせられるように頑張ってほしいです。谷村さんの御冥福をお祈りします。