日誌

男子家を出ずれば七人の敵あり?

 学年末考査も3日目が終わりました。お疲れ様です。あと1日です。最後まで気を抜かずに頑張ってください。
 2013年に出版されてベストセラーになった本にアドラー心理学を基にした「嫌われる勇気」があります。嫌われないために自分の意思に反しても全ての人にいい顔をするのはいいことでしょうか?孔子の言葉に「10人いて10人味方、是即ち偽善者なり。10人いて10人敵、是即ち悪人なり。5人敵5人味方、是君子なり」というものがあります。以前にも書きましたが、日本では調和を重んじ争いを好まないことから同調圧力が強く、「出る杭は打たれる」風潮があります。一方、外国では個性を重視するので、自分の意見がなく人と同じということは恥ずかしいという、日本とは逆の風潮があります。「人と違うことをして目立つ」といじめられると思って自分の意見をはっきり言わないことと、「間違う」と恥ずかしいということの気持ちの根っこは「人からどう思われるか」という点で同じだと思います。教室は「学び合い」の場であり、「間違い」からも学べることは多く、教室で間違っても恥ずかしいことではなく「みんなに気付きを与える」という雰囲気が小学校の時から授業でできているところもあると思います。「何をしても責められる社会」を風刺した「ロバと老夫婦」という漫画を紹介します。すべての人を納得させることなんかできないのだから、後悔しないためにも自分の意思を貫くのが一番ですね。ただし、必要以上に嫌われないようにすることも大事です。自分勝手が一番ということではありませんので。

※タイトルの意味は調べてみてください。なぜ、女子ではないのか、現在だとどうかも合わせて考えてみてください。