日誌

あなたの心に閻魔様

 今日、1月16日は、仏教では「閻魔(えんま)参り」または「初閻魔」「閻魔賽日(さいじつ)」というそうです。今日と7月16日は地獄の釜の蓋が開いて、亡者も責め苦から免れ、鬼も休む日とされているそうで、私は今日初めてこのことについて知り、鬼も休むというのが面白いなと思いました。閻魔大王と言えば、死者の生前の行いに対して裁判を行い、死者の魂が地獄に行くか極楽へ行くかを決定する仕事をしているわけですが、今日は閻魔様と閻魔様に仕えている者たちも仕事を休むのですね。今日と7月16日は閻魔堂にお参りすることで日頃の悪い行いを許してもらえるそうです。閻魔堂は、近いところでは太田市世良田町と伊勢崎市境平塚にあります。群馬県ではあと高崎に2か所あるだけです。世良田は近いですが、行ってみますか。閻魔大王は普段は死者の生前の行いを監視して閻魔帳と呼ばれるノートに記録するなどの仕事をしているそうです。今や完全に死語ですが、昔は先生が生徒の情報を書き込む手帳を閻魔帳と呼んでいました。閻魔帳には何がどのように書かれているのでしょうか。私は個人的に生前の行いの評価基準と地獄行と極楽行を分けるボーダーラインを知りたいですね。ただ、それを教えてしまうと悪事もこれくらいならまだ大丈夫などと考える不逞な輩が出てくるので非公開なのでしょう。嘘をつくと閻魔様に舌を引っこ抜かれるぞと言われます。「嘘も方便」と言われますが、特に嘘の善悪の判断をどうするのか知りたいですね。閻魔大王は、色々な漫画に出てきますが、四コマ漫画で死者の話をよく聞いてくれる閻魔大王の話がありました。「決めつけはよくないよね」と嘘を探しださなくちゃと焦って疑り深くなっている自分を反省していて、ほっこりしました。教師は特にそうですが、人の話を偏見を持たずに傾聴することは大事ですよね。以前のブログで敏腕営業マンは、お客さんに対して、しゃべるより聞くほうが圧倒的に多いと書きましたが、皆さんも、聞き上手な人を目指しましょう。