日誌

読んでから観るか…観てから読むか

 母の日に、夕飯前に家族で映画を観に行きましたが、なんと家族四人で貸し切りでした。観たのは「×××HOLiC」ですが、原作のコミックの世界がどう表現されているか、ストーリーの映画用変更やキャストがイメージに合っているかなどに注目しながら観ました。売れているコミックがアニメや実写映画化されることは、よくありますが、がっかりさせられることも少なくありません。アニメより実写のほうが危険度が高いのは間違いないでしょう。ただ、逆に実写が原作よりパワーをもって別の命を吹き込まれる場合もあります。少し古くなりますが「のだめカンタービレ」などは、その例でしょう。私は、コミックを読み、アニメ・実写ドラマ・実写映画と観ましたが、実写ドラマが一番面白かったです。一枚の絵から物語を考えたり、文章を元に絵を描いたり、またマンガの吹き出しの中を空欄にしてセリフを考えたりする授業があります。これは視覚情報→文字情報、文字情報→視覚情報へ変換する訓練であり、思考力・判断力・表現力を養います。読書は、光景を思い浮かべながらするので想像力を養います。字幕付きの映画なら、セリフがどう意訳されているかに注意して観るのも面白いです。このように楽しんでやることも見方を変えると勉強になることがわかるでしょう。3年生が行った修学旅行の富士急ハイランドも物理や心理学の勉強になりますよ。「おもしろき こともなき世を おもしろく (すみなすものは 心なりけり)」は、幕末の志士である高杉晋作の句ですが、始業式とオリエンテーションで話した「学校はおもしろいところではありません。おもしろくするところです」に通じます。何事も工夫しておもしろくしていきましょう。※5月3日のつぶやきに記憶違いがありましたので訂正しました。