日誌

伝統を高めて伝える者に

 今日は、猛暑の中、太田市民会館で学校説明会を午前午後の2回に分けて実施しました。午前の部が終わり、12時すぎに昼食を食べに行くため車に乗り込むと、車外気温が43℃と表示されました。「暑いぞ!熊谷」在住の私も流石にげんなりとしました。さらに自宅に帰ったのは6時少し前でしたが、車外気温はまだ39℃で「この時間で、まだ39℃?」と叫んでいました。熊谷に住み、教員生活の中で館林・伊勢崎勤務が22年と3分の2以上を占め、暑いところに縁がある私にとっても、今日の暑さは格別でした。

 話が横道にそれましたが、そんな猛暑の中、学校説明会に1400人以上の方々に御来場いただき、大変有り難く思いました。生徒会の生徒を中心に多くの生徒の皆さんに企画・運営を手伝ってもらい、成功裏に終えることができました。ありがとうございました。また、多くの先生方にお骨折りいただき、無事に終えることができました。ありがどうございました。生徒の皆さんは、学校説明会に参加した中学3年生を見て、「ついこの前、客席側にいた自分が、今は学校の説明をしているなんて、なんか変な感じだなぁ」と感慨深く思ったでしょうか。太東を、ますます盛り上げて、素敵な高校にするために、太東の素晴らしさを中学生に伝えて、入学志願者を増やすことが、自分たちのためにもなります。太東をおもしろくするための同士を勧誘することが、今の私たちに与えられた使命です(大袈裟ですね)。

 40年かけて生成・継承されてきた太東の校風は、男女共学の良さを体現しています。私が平成16年3月の太東の離任式で、生徒の皆さんに言った言葉は、「みなさんが先輩から受け継いだものを、より高めて後輩に伝えてください」でした。果たして気付いた人がいたかどうかわかりませんが、マンガの『エースをねらえ!』でお蝶夫人が岡ひろみに言った言葉をもじったものです。よき伝統は、連綿と先輩から後輩へと受け継がれ、さらによいものへと進化していきます。よい連鎖を生み出し、よくなっていく母校を見続けたいとは思いませんか。