日誌

親や先生に雷を落とされないように!

 先日、夜中に雷が鳴り響きました。家がビリビリ震えるほどで、久しぶりに大きな雷でした。今は、雷が起こる原理、正体を知っているので、神様が怒っているとは考えませんが、昔の人にとっては、恐怖だったのでしょうね。学問の神様として、みなさんがこれから入試前に御世話になる菅原道真は、藤原氏の陰謀により太宰府に左遷され、失意のうちに亡くなりました。その後、疫病や日照り、天皇の皇子の相次ぐ病死、さらには清涼殿が落雷を受け多くの死傷者が出たことから、道真の祟りとして、怨霊を鎮めるために天神様として祀られました。その後、道真が優れた学者であったことから、学問の神として祀られるようになりました。
 日本での年間の落雷被害者数は平均約20人で、そのうち死亡者数が約13人。 死亡率は約70%です。 落雷に当たる確率は100万分の1とされ、世界での年間被害者数は1000人ほどですが、死亡率は約30%で、日本の落雷死亡率は世界的に見てもかなり高いといえます。雷で部活動中に亡くなる事故も起きていることから、雷が鳴ると部活をやめるようにしていますよね。確率が低いとは言え、間違ってもやっていいとは言えません。
 他にも不幸な死因としては、お風呂場での事故があります。厚生労働省の人口動態統計によると、2018年の家庭の浴槽での溺死者数は5398人で、前年比138人減、16年比で260人増でした。15年前の2004年の死者は2870人。この数字と比べると2倍近くに増えており、ここ数年は5000人前後で高止まりの傾向になっています。消費者庁が同統計などを分析した調査では、入浴中に何らかのアクシデントが起きて命を落とす人の数は年間約1万9000人と推計されるそうです。
 お風呂場での死亡は高齢者が圧倒的に多いですが、もっと意外な死因があります。平成16年の統計では、転倒や転落が8030人、同一平面ではない階段などからの転落は別で、695人、はしごからの転落は200人、樹木からの転落というものも28人います。昔、階段から落ちて亡くなる人が年間600人以上いるというのを雑学の本で読んで驚いたのを覚えていますが、道で転んで打ち所が悪くて亡くなる人が多いのにも驚きです。私も大学生の時、家の階段の踊り場からダダダダーンと落ちてお尻を激しく打ち、痛くて半日うつ伏せでベッドに寝ていたことがあります。そのくらいで済んでよかったです。運が悪ければ死んでいたかもしれません。
 みなさんも、お風呂場で寝たり、階段から落ちたりしないように気をつけましょう。