日誌

こころの駒に最後の鞭を!

 早いもので、令和5年も2か月が過ぎてしまいました。今日は卒業式予行と表彰式、同窓会入会式が行われました。久しぶりに登校した3年次生は、卒業アルバムや生徒会誌、各種たより、新聞を渡されて、明日卒業するんだなと改めて実感したことでしょう。予行をすることについては、「しないほうが感動があっていいんじゃないか」という意見、また「予行で卒業への気持ちを高められる、心の準備ができる」という意見もあることでしょう。卒業式は、卒業パーティーではなく、儀式的行事として定められていますので厳粛な雰囲気の中で行われることが普通です。入学式や卒業式の緊張感は、普段なかなか感じられないものなので貴重な機会だと思います。卒業生の皆さんは、小・中学校の卒業式で式歌として「旅立ちの日に」、「仰げば尊し」、「蛍の光」、「手紙」などを歌った人も多いかもしれません。ここ3年コロナで卒業式での歌唱がなくなっていて寂しい感じがします。これらの歌を聴いていると、卒業を実感して涙腺が緩んでしまいます。私は恥ずかしながら卒業式で泣かずに済んだことがなく、泣いている卒業生を見ることでもらい泣きしてしまうことはもちろん、校歌・式歌・送辞・答辞・謝辞が涙腺を攻撃してきてうるうるしてしまうため、なるべく見たり聞いたりすることに注意を集中しないようにしています。特に壇上にいる時は、ハンカチで拭くことができませんので、必死で我慢しています。「男は人前でむやみに涙をみせるものではない」という考えは、現在では男女差別につながるのでNGだと思いますが、なかなかそう簡単に意識は変えられないようです。「嬉し涙ならいいかっ!」と開き直って明日の卒業式に臨みます。3年次生の皆さん、明日は思い出に残る卒業式にしましょう。それと、皆さんの校歌が聞こえないと泣けません。よろしく!