日誌

政治を知らなきゃソンする?・・・なぜ?

 今日は、追川徳信様と鈴木敦子様のお二人の県議会議員の方を2年次生の授業に迎えて、昨年に引き続き「GACHi(ガチ)高校生✕(かける)県議会議員」~政治を知らなきゃソンをする!~を実施しました。及川様と鈴木様、事務局の方には御多忙の中、大変御世話になりました。ありがとうございました。

 皆さんは、タイトルの「損をする」の意味がわかりますか? 昨年18歳で選挙権が行使できるようになりましたが、20代の有権者数と60代の有権者数を比較すると60代が1.5倍です。その上、投票率は20代が30%弱なのに60代は70%弱です。「政治家は選挙落ちればただの人」という川柳がありました。ここから志があってやりたいことがあっても、当選しなければ実現できないから、一票を入れてもらうためにどちらの年代の要望を聞こうとするかは考えてしまうと思います。そんな現実を直視すると、政治について考え、投票に行って自分たちの意思表示をしないと、若い人たちにとっては不利になることは避けられないでしょう。もっとも、少数者の利益を守るためにも議員さんは活動しているので、そんなに単純なことではありませんが。二人の議員さんに生徒からたくさんの質問が出ました。生徒の皆さんが熱心に話を聞いてくれて、質問をしてくれてよかったとお褒めの言葉をいただきました。生徒から出た質問は「議員になるためにどんな勉強をしましたか」「どこで県民の声を拾っているのですか」「議員生活で一番大切にしていることは何ですか」「議員で生活が窮屈だと思ったことは何ですか」「一番やりがいを感じた仕事は何ですか」「議員になろうと思ったきっかけは何ですか。いつ頃なろうと思いましたか」「政治や政党に関する情報はどこで見ればいいですか」「一番大変だったことは何ですか」などです。こうした質問への回答で、根底にあるのは「地域のため」「本当に困っている人のため」に県議として要望が通せるように頑張っているということでした。予算がつけてもらえないと、ほとんどの要望は叶えられませんから。県議会の提案で、学校では、全ての県立高校の普通教室へエアコンが設置され、トイレの洋式化が進んでいます。追川議員のお話で印象に残ったのは、自宅近くのコンビニで高校生に「議員さんですよね」と話しかけられ、「自分も議員になって日本の政治をよくしたい」(実際にはもっと過激な言葉でしたが)と熱く語られたということで、高校生で高い志をもっていて感心したという話でした。「人はパンのみにて生きるにあらず」と言いますが、どんな仕事につくとしても、自分のためだけにする仕事というのはないので、そこには何かしら志がほしいですね。