日誌

よい授業って?

 1学期中に全ての先生の授業を見せていただく予定ですが、昨日は3人の先生方の授業を見ました。そのうち2人は教育実習生でした。2人とも準備をしっかりして説明と生徒の学習活動を交え、明るく堂々と授業をしていました。生徒のみなさんの授業態度もとてもよかったです。太東の卒業生としてよい先生になってもらえればうれしいですね。
 こんな話を思い出しました。ある学校での2人の教育実習生の話です。1人の実習生は、準備万端で研究授業に臨みましたが、あがってしまって笑顔もなく自信なさげに授業をしてしまいました。もう1人は、準備が十分にできなかったため、開き直って態度だけでも明るく堂々と授業をしようと心がけてやりました。結果、授業後のアンケートで生徒の評価が高かったのは、後者の先生だったのです。いかに態度が、相手の信頼感に影響を与えるかがわかります。
〇「スピーチは三日もたてば、話の90%は忘れてしまう。聞き手が覚えているのはスピーチしている人の態度や迫力、雰囲気などだ。」
〇「僕、バンドをやってるんで、月に一度はライブで歌ってます。ステージにいるとよくわかるんですよ。上手な演奏をしたからといって盛り上がるわけではないことが。お客さんと一緒にライブを作っていく感じにしないと絶対に盛り上がりません。店をやっていても同じです。お客さんを見て、みんなで一体感を出すにはどうすればいいか。そこが大事です。」猪俣剛聡(もつ焼き屋うっちゃん店長)
 授業は、生徒と一緒に作るライブであり、生徒が参加して盛り上がるようにしないとおもしろい授業にはなりません。この場合の盛り上がるとは、お笑いライブのようなことを言っているのではなく、授業内容に興味をもって、学習活動をおもしろく感じて主体的に参加しているかです。
 生徒のみなさんは、よい授業とはどんな授業だと思いますか?「受験に役立つ」という回答以外で。