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授業参観日記

6月 23 日(金) 4限 言語文化 1-2

漢文の基礎的事項をまとめたスライドをプロジェクタで映しながら、要点を説明し、発問を通して、生徒同士で学び合いを促し、効率的に復習を行った上で、問題演習をすることで漢文の基礎を身に付けさせることを目標にした授業を見せてもらいました。よかった点は、以下のとおりです。

〇穏やかに、生徒を見渡し常に問いかけながら授業をしていたところ。

〇導入で学習した二つの内容を漢文で答えさせることで、日本語と違う主述の順序性に気付かせるようにしていたこと。

〇漢文学習でできるようになってほしいことを、①読めるように(訓読できる)、②書き下し文が書けるように、③現代語訳できて、意味がわかるように と強調していたこと。

〇訓点があやふやな生徒がいるとして、確認していたこと。

〇漢文の基礎的事項(訓読の仕方、書き下し文の書き方、重要な語や句法、再読文字)について、わかりやすくプレゼンスライドにまとめられ、効率的に要点の確認ができていたこと。

〇『漁夫之利』『狐借虎威』での学習内容と絡めて、時代の理解や受験で問われる句法など、全体的に所々に受験に役立つ知識の復習を入れ、「他の科目との間で、何かで学習したことが他の学習に役立つことが大事」と強調しいていたこと。

〇返り点について、わからない時は読む順に番号をつけ、文字の関係性に注意しながら順番につけていくなど、演習問題を例にわかりやすく説明していたところ。

6月 23 日(金) 3限 数学ⅠA 1-2

プレゼンのスライドと数学のグラフ描写アプリを活用して、放物線とx軸の共有点の位置関係を理解し、求めるグラフの条件を決定して、定数の値を求める式を立て問題を解けることを目標とした授業を見せてもらいました。よかった点は、以下のとおりです。

〇授業の最初に「今日は難しいところです。頑張りましょう」と声掛けしていたこと。

〇導入での今までの学習内容の確認がスライドを用いてスムーズに行えていたこと。

〇本時の目標が「練習問題52ができるようになればOK!」と端的に伝えたこと。

〇問題文が表すグラフは、どんなグラフかを繰り返し問いかけ、グラフを動かせるアプリを使って、視覚的に理解を促すようにしていたことと、生徒がよく答えていたこと。

〇応用例題の説明をしながら「ここがすごい大事!」と注意を促していたこと。

〇練習問題を解かせる際に、手順を指示し、平方完成で頂点の座標を求めることができていますかと何度も確認して、重要さを意識させていたこと。

〇練習問題を解く際に「どこまでできるか挑戦だ。今日は団体戦だ」と言って、生徒が教え合い、学び合っていたこと。

〇まとめで、「3つの条件がわかってほしい。グラフを書くのが大事」と本時に身に付けてほしいことを繰り返していたこと。

〇振り返りの本時の達成度せ「〇」「◎」「????」で示し、「今日できたらすごいから」と生徒のやる気をあげる言葉がけをしていたこと。

6月 23 日(金) 1限 近現代世界史 3-3、4

動画を活用し、パソコンで分野別に班毎に調べてまとめ、発表する活動を通して絶対王政期の芸術・文学・科学の特徴とその時代背景を理解できるようにすることを目標とした授業を見せてもらいました。よかった点は、以下のとおりです。

〇授業プリントを見ながら、ペアで相互に前時の復習を行い、その後教師からの発問に答え、説明を聞いて効率的に復習ができていたこと。

〇ヴェルサイユ宮殿に関する動画を視聴し、興味関心をもってもらい、本時の学習活動につなげられるようにしていたこと。

〇穏やかな話し方で話す速さも適度であり、内容が理解しやすかったこと。

〇絶対王政期の芸術・文学・科学を班ごとに分担し、図表やパソコンを活用して、プリントを完成させ、特徴的な人物・作品を一つ取り上げて説明できるようにする活動は、思考・判断・表現力を高める活動となっていたこと。

〇まとめで「パソコンで調べていると、色々なことがつながって、色々な事が見えてくる。そうしたことを大事にしてほしい」と言っていたこと。

6月 22 日(木) 6限 体育 2-1、4

バスケットボールとバレーボールの選択制授業で、パソコンの活用方法を班ごとに考え、それぞれのスキルテストに向けて目標を協働して考えて全体で共有し、練習に取り組むことを目標とした授業を見せてもらいました。よかった点は、以下のとおりです。

〇始業3分前に、準備運動が始められていたこと。

〇ラジオ体操や筋力トレーニングがしっかりできていたこと。生徒の体調観察をしていたこと。

〇始業の挨拶がしっかりできていて、授業者の紹介で授業観察者にも挨拶できたこと。

〇班ごとに、次回のスキルテストに向けた目標をホワイトボードに書くことで、対話的活動ができていたこと。

〇スキルテスト、試合に向けた練習を行うにあたり各班ごとに計画が立てられていたこと。

〇各班ごとにパソコンを活用し、①スキルテスト項目の見本を動画で見る、②練習風景を撮影して客観的に見て改善する、③試合で活用したい動きを検索し、チームで共有するなど、を選択していたこと。

〇練習中に見回り、生徒の安全に留意するとともに、助言を行っていたこと。

〇終了時に、怪我や体調不良の有無、次回の授業の手順の確認等を行っていたこと。

6月 22 日(木) 3限 家庭基礎 2-6

①SDGsの目標と内容に関する知識を深め、②個々の考えをまとめて班で発表する活動、③個々が選んだ目標について課題や解決策を考えて発表する活動、④自分の行動宣言を発表して班ごとに一つ宣言を選び発表する活動を通して、自分なりの意見もち、伝える力を高めることを目標とした授業を見せてもらいました。よかった点は、以下のとおりです。

〇授業の始めに「このクラスは出席率が圧倒的によい」とほめていたこと。

〇失くしたと思っていた財布が冷蔵庫の中にあったという教師の最近のエピソードから、恥ずかしがらずに自分の意見をしっかり伝えてほしいと授業の活動に繋げていたこと。

〇本時のゴールが明確で、学習活動の組立がしっかりしていること。

〇本時の資料についてQRコードを読み取らせ、SDGs関連のウェブページを活用していたこと。

〇パソコンの画面上で発表の資料作りをする際に「会社に入ると資料作りとそれを説明できることが大事になってくる」と自身の経験からアドバイスしていたこと。

〇班での発表を聞きながらメモし、自分の価値観を広げていくように声掛けしていたこと。

〇活動の最後に班での活動を生かして、自分の行動宣言を考えさせていたこと。

〇最後はパソコン上のデジタルデータではなく、あえてホワイトボードを使って班ごとに発表させていたこと。

〇最後に「十分に活動の時間がとれなくて申し訳ない」と生徒に言っていたこと。

〇ワークシートの記述を確認することで、個々の評価とクラスの傾向がつかめるようにしていたこと。

6月 22 日(木) 2限 歴史総合 1-6

アフリカとアジアにおける西欧列強の植民地拡大について、地図作業やペアワークによる説明活動を通して知識を深め、植民地支配を拡大した理由や手段、その後の影響について考察することを目標とした授業を見せてもらいました。よかった点は、以下のとおりです。

〇授業の始めに全員出席しているのを確認して「全員そろってよかった」と言ったこと。

〇前時の復習「日清戦争」をペアワークによる説明で行わせ、植民地化を進めた理由を図で簡潔に説明し、要点を押さえられていたこと。

〇本時の導入において、セシル=ローズの風刺画やハンムラビ法典の写真を活用してアフリカの植民地化について考えさせていたこと。

〇アフリカの白地図を活用して、植民地化された国を着色し、植民地化した国を解答させる活動を通して、植民地化の流れをつかませようとしていたこと。活動の前に「やることはわかりましたか」と確認していたこと。

〇アジアの植民地化について、プロジェクタて世界地図を映し、支配した国との位置関係を理解しやすくしていたこと。

〇インドの植民地化において、宗教問題があったことに発問で気付かせていたこと。

〇東南アジアにおける植民地化について地図を投影して場所を確認させるとともに、影響について解説していたこと。

〇「この時間で覚えられることは覚えるようにしてくださいね」と声掛けしていたこと。

〇授業の最後に「たくさんの国が出て来て大変だったと思うけど、よく頑張りました」「協力してくれてありがとう。おかげで授業が進みました」と生徒に言っていたこと。

6月 21 日(水) 2限 英語コミュニケーションⅠ 1-2

ライオンを育てた人間の話を復習し、ペットに対する自分の意見をまとめ発表するとともに、子どもと親の役に分かれてペットを飼うことに対する会話を行うことで、英語で表現する力を高めることを目標にした授業を見せてもらいました。よかった点は、以下のとおりです。

〇導入でターゲット(単語帳)を持っているか確認し、ペアで問題を出し合った後、教師が質問して再度確認していたこと。「昨日、授業以外で単語帳を見た人、手をあげて」「単語帳が新品同様で、どこでも売れるようじゃだめだよ」と語彙を増やす努力をするよう声掛けしていたこと。

〇内容の復習と音読練習をし、ペアで英語と和訳に分かれて音読した後に、復習の質問をプロジェクタで映しながら、主たる内容が繰り返し確認できるようにし、定着を図っていたこと。

〇ペットに関するフローチャート式の質問に答え、それを基にペアで質問する活動を行い、次の活動につなげウォーミングアップになるようにしていたこと。

〇飼いたいと思う動物と、飼いたいと思った理由を簡潔に書く活動をした後に、ペットを飼いたいと考える高校生役とその保護者役の異なる立場に分かれて、会話を考える活動を通して、段階的に英語の表現力を高められるようにしていたこと。その際、立場別に「飼いたい理由」「飼えない理由」を3つずつ事前にあげ、さらに考えさせるように仕向けていたこと。

〇空欄のある会話例を示し、あまり難易度が高くならないようにして、ペアでの会話が成立するように配慮していたこと。

〇本時の活動について、自己評価、他者評価をする欄を用意していたこと。

〇アメリカのペット事情をネットニュースで紹介し、ペットに対する興味関心を高めていたこと。

 

6月 21 日(水) 1限 数学Ⅲ 3-4

媒介変数表示された関数のグラフから面積を求めるのに図形ソフトを用いてイメージさせた後、微分を用いてグラフを書き、積分を用いて面積を求められるようにすることを目標とした授業を見せてもらいました。よかった点は、以下のとおりです。

〇声質、声量、話す速さがちょうどよく、大変聞きやすいこと。

〇3年生で受験に対応する必要があるため、導入で既習事項の確認テストを行い、採点してフィードバックしていること。

〇問題を解く前に「面積を求める時、何がわかると問題が解きやすくなるか?」「何をしたらグラフか描けるようになるのか?」と、全体に問いを投げかけ、考えさせるように配慮していたこと。

〇媒介変数表示された関数は、そのままではグラフをイメージできないので、図形ソフトを活用してプロジェクタで映し、イメージを持たせてから、微分をすることで「微分ってすごいな」ということを認識させていること。

〇微分して増減表を作成し、おおよそのグラフを書き、積分をして解を求める作業を丁寧に行っていたこと。

〇「増減表を完成させないとグラフか書けないよ」「積分の最後の計算が自力でできないと厳しいよ」などと受験生としての奮起を促す声掛けをしていたこと。

6月 20 日(火) 5限 体育 1-34

バレーボールにおいて、パスやサーブなどの個人的技能の上達及び主体的にゲーム内容を向上させることを目標とした授業を見せてもらいました。よかった点は、以下のとおりです。

〇始業前に準備運動等が始められていたこと。生徒の声がよく出ていること。縄跳びでも、先生の「あと〇分!」といった迫力ある声掛けがあり、引き締められていたこと。

〇「校長先生が見に来てくれています」に反応し、全員が挨拶してくれたこと。

〇オーバーハンドパストアンダーハンドパスの二人一組の練習中に、見回りながら、アドバイスし「そうそうそう、いいよーっ」と声掛けしていたこと。

〇サービス練習において、体重移動、腕を振る方向、打つ手の形など留意することについて実演しながら説明していたこと。

〇ゲームに入る前に、6人の守備形態に軽いサーブを入れ、レシーブ・トス・スパイクのイメージ作りを行ったこと。

〇ゲーム中も、レシーブのポジショニングについて教えたり、ラリーが続くようにアドバイスしていたこと。

〇終了して片づけしている最中も生徒が怪我しないように見守るとともに、よく動いている生徒を見取るようにしていたこと。

6月 20 日(火) 2限 体育 1-56

バスケットボールにおいて、チームで協力しながら基礎練習やゲームを行わせ、パソコンでプロの動画を見て、チームとしての動き方の理解を促し、ゲームを工夫することを目標とした授業を見せてもらいました。よかった点は、以下のとおりです。

〇チャイムスタートができており、挨拶の声、準備運動での声がよく出ていること。

〇導入で、本時の目標と注意点について、説明できていること。

〇チームごとに6種類の練習を6か所で行い、場所を移動してローテーションして、効率的に練習できていること。コートを回りながら、適時ポイントになるところをアドバイスしていること

〇2人1組になり、パソコンでNBAの動画を見て、①味方同士が広がってコートを広く使う、②攻める際にウィング2人が広く走る(チーム内での役割決め)の2点を強調していたこと。

〇経験者を中心に、チームでの役割を決め協力してゲーム運営をするよう伝えていたこと。

〇怪我の有無の確認をし、本時の目標である「広がりを意識してゲームができたか」を確認していたこと。