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授業参観日記

6月 12 日(月) 6限 2-4 英語コミュニケーションⅠ

語彙の定着とリスニングを通しての内容理解を重視し、英文理解の速度を上げることを目標とした授業を見させてもらいました。良かった点は、以下のとおりです。

〇表情と感情豊かな話し方で、生徒も親しみやすく、元気に授業に参加していたこと。

〇授業内容に関連した最近のニュースを紹介し、問題提起をして考えさせていたこと。

〇語彙を増やし定着を図るための工夫として、アクセントマークのついた単語カードを用いて、意味や発音などに注意させながらテンポよく指導し、生徒が声をよく出して確認できていたこと。

〇新出単語の反復練習の後、聴きとって書くという活動が準備されていること。

〇ディクテーションの活動後、学んだ単語が聞き取れなかったとしても、「今はそれでよい。真似をして音読練習をしていけばよい」と生徒を勇気づける言葉掛けがあったこと。

〇リスニングに重点をおいて、本文のテーマを理解できるようにし、それと関連させて英文を読む活動を通して、自分の理解内容を修正・確認できるようにしていたこと。

〇リスニングを繰り返し、聞こえていなかった音が聞こえるようになっているかを確認させていたこと。

〇1分という余剰時間も無駄にせず、単語カードを使って語彙の復習を行っていたこと。

〇黒板に注目させたい場面で、名前を呼ばずに目配せとジェスチャーで生徒に気付かせていたこと。

6月 12 日(月) 3限 2-1 化学基礎

化学反応と量的関係についての授業を見せてもらいました。反応の量的関係に生徒自らが気付く場面を作れなかったという昨年の課題から、生徒が活動し学び合う場面を設定していました。良かった点は、以下のとおりです。

〇前時の復習をスライドで問う形式で右上にタイマーを表示し、1問あたり5~10秒でテンポよく応えさせ、復習できていたこと。

〇前時にやりきれなかった演習をする際に「全然わからない人は、今がチャンスだから優しい友達に聞いて」と学び合いを促していたこと。

〇クロームブックでスプレッドシートを活用し、データおよび、gをmolに直す式を自分で入力するよう促し、グラフ作成をする活動を通して、実験からでなくテータから化学反応の量的関係について考えられるようにしていたこと。

〇グラフから気付いたことを各自が入力し、クラス全体で共有できるようにし、学び合えるようにしていたこと。

〇問でグラフをパソコン上で表示するのではなく、共通テストで必要な力なので自分で紙に書くよう促し、データ全体の数値を見て、1目盛りの数値をどう決めるかを考えるように注意していたこと。

〇グラフの点を折れ線にするのではなく、近似線を引くように注意していたこと。

〇大事なことは、少しゆっくり説明し、まとめでは本時に理解してほしいことを振り返り、しっかり確認していたこと。

6月 12 日(月) 2限 1-1 論理・表現Ⅰ(英語)

曖昧に理解している助動詞について、イメージさせ正確に理解させることを目標とする授業を見せてもらいました。

〇先生が元気よくエネルギッシュに授業を進めている。生徒も声がよく出でいる。

〇導入では課題について評価し、声が出ているのはやってきた生徒であると言い、手を抜いてしまった生徒に自覚させていたこと。

〇あらかじめ導入の復習英文が板書してあり、スムーズに復習ができたこと。

〇本時の目標を端的に説明していたこと。プロジェクタで説明に必要な英文を映し、書き込みながらわかりやすく説明していたこと。

〇練習問題で教科書に出ていない語句をプロジェクタで映し、発音示範していたこと。

〇「その人の気持ちになってしゃべってみるといいなぁ」「今はできなくてもいい。できるようにするのが学校だから」「穴埋め、並べ替えはできる。ここが峠だ、越えよう」など、適時声掛けをしていたこと。

〇完了形を使用する根拠を考えさせ、ペアワークにより、なぜその答えになるのかを考えさせる活動ができていたこと。

〇わからないことはわからないと、はっきり言える雰囲気がよい。

〇理解が不十分なまま、問題演習を進めるのはよくないと判断し、予定を変更できる柔軟さ。

〇どういうものが助動詞と言えるのか、「役割・見分け方」についてわかりやすく解説していたこと。Mustの中心的ニュアンスは「絶対」など

〇「r」「l」の発音について、マスクを取り、口と舌を見せながら指導していたこと。

6月5日(月)4限 1-1 物理基礎

自由落下運動についての授業を見せてもらいました。

よかった点は、以下のとおりです。

〇授業開始時に「準備OK?」と生徒の状況を見て問いかけていたこと。

〇教師の問いかけに、生徒がよく反応していて授業を受ける雰囲気がよいこと。

〇板書の字が大きくてきれいなこと。

〇説明がゆっくりで、理解しやすいこと。

〇前時にやったことを教師が板書している時に、生徒はノートに書き出し、それができていた生徒に「物理基礎4級」とユーモアをもって褒めていること。

〇導入での演示実験で、結果を予想させ、「なぜ、そうした結果になるのか」を班で話し合わせていること。

〇クロームブックでスプレッドシートを活用し、個人でグラフを作成して考察を記入させ、クラスで共有する活動を、教え合いながら行えていること。

〇タイマーを使い作業時間を小刻みに設定し、出来具合を見ながら延長していること。

〇演習問題で、有効桁数で解答を間違えている生徒に「99点」と言って、どこが間違えているか考えさせていること。

〇質問があるか、適宜問いかけていること。

〇振り返りシートを使って「本時は何をやったのか」「わかりづらかった点」「自己評価」を書かせていたこと。

6月2日(金)1限 2-4 数学Ⅱ 

図形と方程式 不等式の表す領域の最大と最小を求める授業を見せてもらいました。

良かった点は、以下のとおりです。

〇本時の目標を丁寧に説明していること。

〇黒板で例題を丁寧に解説した後で、プロジェクタで、4つの不等式で表される領域を図示し、最大値・最小値を求めるための直線を動かして、視覚的にわかりやすくなるようにしていたこと。

〇最大・最小を求める式の変形をせずに求める方法を説明していたこと。

〇x+y=k としたときのkの意味を考えさせる発問をしていたこと。

〇直線をひくのが上手で、フリーハンドでも正確な図が描けていたこと。

〇正確な図を描くことで、視覚的にわかりやすくなり正解を導きやすいことを教示したこと。

〇同種の問題と少しレベルが高い問題を用意し、理解の度合いを確認するとともに個別最適な支援・指導を心掛けていた。躓いている生徒のために机間支援をしていたこと。