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2023年7月の記事一覧

7月20日(木) 1限 論理国語 2-6

言い換えの言葉に着目させ、筆者の主張を読み取り、筆者が考えていることの理由を型を意識してまとめることを目標とした授業を見せてもらいました。よかった点は以下のとおりです。

〇スクリーンの貼り方がきれいで、プロジェクタの画面も歪んでいなく見やすかったこと。

〇話し方や表情が穏やかで、ユーモアも交えており、生徒が落ち着いて授業に取り組めていること。

〇プリントに「破線部で切り取れば、ノートに貼れるサイズになります」と表記されており、生徒のノート作成に配慮されていること。

〇スライドの教科書本文の文字が大きくて見やすかったこと、本文を説明している時に、その箇所に色をつけてわかりやすくしていたこと。スライドの流れが文字のアニメーションも含めてスムーズだったこと。

〇語句の意味について「何でしょうか」と問うと生徒が辞書で調べていること。

〇「教科書は書き込んで、なんぼだからね」と生徒に書くことを促していたこと。

〇筆者が考えていることの理由をまとめるための学習が、プリントに書き込みながら段階的に行えるようになっており、生徒が頭の中を整理しやすくなっていること。

7月18日(火) 5限 古典探究 2-6

ICTの活用とペアでの学習活動を通して、呼応の副詞の構造を理解し、現代語訳できるようになることを目標とした授業を見せてもらいました。よかった点は、以下のとおりです。

〇ペアでの活動をするにあたり、生徒がお互いに「お願いします」と明るく言い合っていたこと。

〇話すテンポとリズムがよく、聴いていて心地よいこと。

〇「どんぐりころころ」の替え歌で、文法事項を覚え、ペアで歌う活動。

〇どんな時も「わからないことはわからない」と言えることが大事と、生徒に促していたこと。

〇授業中に何度となく出てきたフレーズ「立派です」「優秀です」「よく覚えた」「速い」「えらい」「隣にちょっと聞いてごらん。どうぞ」が生徒を前向きにさせていたこと。

〇同じスライドを用いて、文法事項の説明をした後に消して、現代語訳の説明を書きこんでいたので、見やすくわかりやすかったこと。

〇アプリを活用して班毎にチームで競争させた文法クイズに生徒は楽しんで取り組んでいたこと。

〇「夏休み中の勉強に期待して、終わりにします」と生徒への期待の言葉を述べていたこと。

 

7月18日(火) 3限 保健体育 3-4

ストレッチと筋力トレーニングを通して、心身のセルフケアとコントロールの方法を身に付けることを目標とした授業を見せてもらいました。よかった点は、以下のとおりです。

〇生徒一人ひとりが、一生懸命に先生の指示にしがって体を動かしていたこと、また、よく指示を理解していたこと。

〇音楽を流して、生徒がリラックスして体を動かせるようにしていたこと。

〇先生が、模範を示しながら常に体の動かし方と意識の仕方について留意するところを解説し、必要に応じて個別指導していたこと。

〇生徒同士で、教師から指示されたとおり体が動かせているかをチェックさせていたこと。

〇体の柔軟性や筋力に個人差があることに配慮して、無理しないように声掛けしていたと。

〇1時間を通して、全員が同じ運動を行い、これからの健康保持増進について意識を高めることができたところ。

7月14日(金) 2限 化学 3-4

ICTを活用し、解説の効率化を図るとともに、演習問題を生徒が自力で解く努力をした後に他の生徒と教え学び合う活動時間を通して、芳香族化合物の構造、性質及び反応を理解することを目標とした授業を見せてもらいました。よかった点は、以下のとおりです。

〇先生の解説用スライドを各生徒のパソコンで見られるようにし、画面上で書き込みながら説明していたこと。

〇既習事項は、スライドで表示する前に、生徒に考えさせてプリントに記入させるようにしていたこと。

〇発問した後に、ペアで考えさせる活動が多かったこと。また、なるべく生徒同士で教え合い学び合って進めるようにしていたこと。

〇同じような問題をたくさん解くことで、理解を促していたこと。

〇自由席にし、生徒がよくわかっている者同士で活動できていたので、よく取り組めていたこと。

7月14日(金) 1限 古典B 3-3、4

ICTを活用して、訳されない主語を正確に捉え、場面展開の把握や和歌に詠まれた心情を理解できるようにすることを目標とした授業を見せてもらいました。よかった点は、以下のとおりです。

〇語り口が穏やかで、ゆっくりとしていて聞きやすい。

〇前時に生徒が作成したスライドを用いて行った振り返りが要点を押さえていてわかりやすく、本時の内容をイメージしやすくしていたこと。

〇導入として和泉式部がどんな女性だったかをペアで復習し、何人かに答えさせてイメージを明確にしていたこと。

〇本文の読み取りを推測させながら行わせ、内容をグループで検討して班ごとにJamboard上の付箋に書き込ませる活動を通して学び合っていたこと。

〇自分の思考と他者の思考の痕跡を残し可視化するために「記し、消さない」指導をしていたこ。

〇4つの和歌の内容について班内で対話的活動を行った後、班ごとにJamboard上の付箋に書き込ませ、他班の解答を参考にして自班の読み取りの修正を行わせようとしていたこと。

7月13日(木) 6限 生物基礎 1-3

復習や重要事項の確認、本時の内容理解にICTを活用し、DNAの遺伝情報をもとに、どのようにしてタンパク質が作られるのかを考え理解することを目標とした授業を見せてもらいました。よかった点は、以下のとおりです。

〇生徒に対する問いかけの言葉が、元気で生徒に届いていると感じること。

〇豆テストをグーグルフォームで行い、結果をすぐ集計して正解率の低い問題の解説を行っていること。

〇自作のフラッシュカード「細胞周期言えるかな」と動画を活用して、細胞周期を覚えられるように工夫していたこと。

〇スライドに注目させたいときは、常に「顔をあげて、こちらを見て」と促していたこと。

〇スライドを活用して、遺伝子発現に関する用語解説を効率的に行い、本時の課題である「塩基配列とアミノ酸はどう対応しているのか」について考え、ワークシートに記入する時間を確保していたこと。

〇タンパク質やアミノ酸について、生徒の知っているものを取り上げ関心を高めていたこと。

〇自分で考えたことを対話的活動を通して学び合い、全体で共有できていたこと。

7月13日(木) 5限 生物基礎 1-4

体細胞分裂を顕微鏡で観察し、結果をワークシートに記述する活動を通して、細胞周期に関する理解を促すとともに、次時で考察するデータを得ることを目標にした授業を見せてもらいました。よかった点は、以下のとおりです。

〇エアコンがない生物室での午後の授業であったが、生徒が協働しながら和気あいあいと課題に取り組んでいたこと。

〇観察の目的が達成できるように、実習助手の協力によりできるところまで準備を進めておいたこと。

〇前時の復習で「体細胞分裂」と「減数分裂」についてどういうものかを発問し、本時の内容の効果的な導入としていたこと。

〇スムーズに本時の作業と観察が進むように動画を作成して、どんな下準備がしてあり、自分たちは何をすればよいのかがわかるようにしていたこと。

〇うまくいかない生徒は、先生や友達に応援を頼み、できた生徒は生物室中を移動して教え合い学び合っていたこと。

〇課題が最後までできなかった生徒には、次時のためにスライド写真を見て記録するように配慮していたこと。

7月13日(木) 4限 物理基礎 1-4

ICTを活用して作用・反作用の法則に関する興味関心を高め、つりあう2力と作用・反作用の2力の違いを理解することを目標とした授業を見せてもらいました。よかった点は、以下のとおりです。

〇本時の目標に関係して笑いをとれる事例をあげて、生徒の興味関心を高めようとしていたこと。

〇わかりやすい話し方、速さであり、適度な間があって余裕があったこと。

〇本時の目標である作用・反作用の法則について、キーワードを空欄にして板書し、動画を見て何が入るかを考えさせていたこと。

〇無重力状態でお手つきするとどうなるか予想させ、動画を見て理由を考えさせていたこと。

〇ヘリコプターの動画を見て、作用・反作用がどこにあるのかを考えさせていたこと。

〇講義スライド「物体が受ける力の見つけ方」が、要点がよくまとめられていてわかりやすかったこと。

〇夏季休業中の課題の説明で「間違うことも大事だ」「なぜ、間違ったかを考えることが大事だ」と強調していたこと。

〇確認の豆テストをグーグルフォームで行い、すぐに採点して正解率が低い問題を解説していたこと。

〇夏季休業中に、自学できるようなサイトをいくつか紹介していたこと。

〇生徒が余った時間で学びみらいノートに振り返りを書いていたこと。

7月12日(水) 3限 生物探究 3-1

バイオームに関して身に付けた基本知識を活用して自力で問題を解くとともに、対話的活動を通して、根拠とともに解答を導こうとする授業を見せてもらいました。よかった点は、以下のとおりです。

〇前時の復習テストを行い、ペアで答え合わせをし、知識の定着を図っていたこと。

〇問題演習をまずは自力で行わせ、その後は周りの生徒と相談し学び合いながら正解を目指すようにしていたこと。

〇講義資料のスライドが、写真や図を交えてわかりやすくまとめられていたこと。

〇講義後の問題演習においても、解説で問題文の余白に問題を解くためのキーワードや留意点を提示し、解き方を丁寧に説明していたこと。

〇バイオームに関する問題を多数用意して、問われる重要点を生徒が問題を繰り返し解きながら気付けるようにしていたこと。

〇植生で重要な木や草花をスライドで映し、「目に焼き付ける!」「ここで覚える!」と授業時間を大事にする姿勢を促していたこと。

7月12日(水) 2限 近現代日本史 3-1

日本の満州進出と産業革命について、スライドによるレジュメの空欄補充に生徒の対話的活動を取り入れ、解説を行うことで、歴史的背景や具体的経過と影響について理解を促す授業を見せてもらいました。よかった点は、以下のとおりです。

〇プロジェクタでレジュメを映し、どこをやっているのかが一目でわかるようにしていたことと、解答を赤と黒で示し、重要度がわかるようにしていたこと。

〇スライド1枚の文字数が多くならないようにし、地図や写真を提示して見やすくしていたこと。地図を有効に活用して地理的な理解を深めていたこと。

〇話し方が、ゆっくり丁寧なので、説明に生徒の理解が追い付かないということがないと感じられたこと。説明が冗長にならず、時間を考えていたこと。

〇満州に鉄道を敷設することの重要性を強調して説明していたこと。

〇適宜、ポイントのまとめを行い、重要事項の流れを整理していたこと。

〇大学入試で問われるポイントについて、例をあげて覚え方を説明していたとこ。