2023年7月の記事一覧
7月12日(水) 1限 数学Ⅲ 3-4、5、6
直線y=xを回転軸とする回転体の体積を求められるようになることを目標にした授業を見せてもらいました。よかった点は、以下のとおりです。
〇声に張りがあり、テンポのよい話し方であること。
〇始業前に、問題文を板書していたこと。
〇本時の目標である斜軸回転体の体積を求める問題は、難しいが、ぜひ押さえておきたい問題であると強調し、生徒のやる気を促していたこと。
〇求める立体をイメージさせるために、数学のアプリを活用し、プロジェクタで角度を変えて提示していたこと。
〇体積を求めるためには何が必要かを生徒に考えさせていたこと。
〇例題について、段階的に丁寧に解いて説明した後、「1回解説を聞いただけては、できないと思うので、理解できるまで復習してほしい」と復習の大切さを言っていたこと。
〇板書を整理した後、4つの流れで解答に至っていることを振り返っていること。
〇解説途中で、幾度となく「大丈夫?」「OK?」と生徒に問いかけていたこと。
7月11日(火) 3限 音楽Ⅰ 1-5
ロックとジャズの曲を各1曲鑑賞し、①音色やリズムなどからくる印象の違いを確認し、②jamboadに二人1組で付箋に印象を書き込み、③全体でイメージを共有して課題曲のアレンジイメージをもたせ、④アレンジアプリのカトカトーンを用いて実際にアレンジを行わせる授業を見せてもらいました。よかった点は、以下のとおりです。
〇導入で、体育の授業のようにストレッチや肩たたきを行い、発声練習の準備を整えていたこと。
〇歌集「しゃくなげ」の中からみんなが歌える歌を選んで、歌唱していたが、全員の声が非常によく出ていること。
〇前時の復習をペアで行い、主体的・対話的活動ができていてこと。
〇ロックとジャズのイメージの共有をjamboadを活用して行っていたこと。
〇カトカトーンを用いて実際にアレンジに生徒が取り組んでいる中で、机間巡視しながら適宜助言し、全体に対してもアプリの使い方について説明していたこと。
〇最後にアレンジ途中の各自の曲をペアて鑑賞し、自分の曲を友達の曲と比較して客観的に捉え、友達の曲のよさも感じ取れるようにし、次時の活動での曲の改善につなげられるようにしていたこと。
7月10日(月) 4限 現代の国語 1-1
要点に線を引きながら、読むことでキーワードや要旨をつかむ活動を行い、テーマに関する具体例を考えさせることで、筆者の主張への理解を深めることを目標とした授業を見せてもらいました。よかった点は、以下のとおりです。
〇先生が楽しそうに発問、説明していること。答えやすい導入の発問で和やかで発言しやすい雰囲気を作っていること。
〇生徒たちが、友達の解答に大きな拍手をして称賛していること。
〇プロジェクタで本文プリントと同じものを映し、生徒にどこをやっているかがわかりやすくしていること。
〇学習活動の時間を分単位で区切ってやらせ、机間支援しながら出来具合を確認し、必要に応じて時間を延長していること。
〇本文のどこに線を引いたかをペアで確認し合い、その後互いに御礼を言い合っていること。
〇本時の課題に至るまで、段階的に内容理解を深めるようにプリントの作問がされていること。
〇「動物園にできること」に関して、筆者の主張を踏まえた具体例を書く本時の課題の解答をペアで発表し合う活動のあと、書けていない生徒に再チャレンジの時間を与えていたこと。
〇まとめで、具体例を考えられるということは、理解が深まっているということだよと説明していたこと。
7月6日(木) 4限 倫理 3年文型
源流思想の振り返りとして、先哲の思想をjamboadを使ってキーワードで整理し、テーマを決めて先哲から得た自らの考えを文章で表現できるようになることを目標とした授業を見せてもらいました。よかった点は、以下のとおりです。
〇本時の目標と学習の流れがスライドでわかりやすく示され、説明も丁寧で見通しをもてるように、また、大切なところがわかるようになっていたこと。
〇jamboadの使用方法をプロジェクタで、わかりやすく説明していたこと。
〇選択テーマについて思いついたことを付箋に入力し、jamboadに貼り付け、KJ法で分類・整理をさせ、自らの考えを文章にするための準備とし、段階的に学習活動を組み立てていたこと。
〇作業が進まない生徒に対して、その他として、大きな括りでテーマを決めたり(例えば神とか)、各テーマを比較・関連付けたりしてもよいと助言していたこと。
〇生徒は、検索してキーワードを詳しく調べ、自分の考えを書くのに役立てようとしていたこと。
〇時間内で仕上げるのは難しい課題であったので、3日ほど時間を与えて十分考えて提出できるようにしていたこと。また、グーグルフォームで提出できるようにしていたこと。
7月6日(木) 1限 地球的課題の探究(地理) 3-4、5
既習事項を活用し、地球上の様々な地域の写真から自然や衣食住の特質を読み取り、地域や国がどこであるかを根拠をもって判断できる力を養う授業を見せてもらいました。よかった点は、以下のとおりです。
〇関係する資料集のページ数を口頭だけでなく、板書していたところ。
〇導入で、スライド写真を用いて本時の学習活動のウォーミングアップを行い、班毎の解答を一覧できるようにし、正解は赤にするなどクイズ番組のような体裁で興味をもたせていたこと。
〇班毎に自然、家、食物、人間などが写っている写真を割り当て、情報を読み取って国や地域がどこなのかを判定させる活動では、ICTの利点を活用し、写真を画面上で拡大して細部まで読み取れるようにしていたこと。
〇jamboadを活用して各人が色を変えて付箋に書き込み、貼り付けたものを整理して、そこから読み取れることを話し合いながら国や地域を特定していく活動によって、ICTの利点を活用して対話的活動を効果的に行っていたこと。
〇他の班のjamboadを参考にしながら、生徒が着眼点を学び合っていたこと。
〇写真から画像検索して調べていた生徒もいたこと。
〇9班あったにも関わらず、十分な対話的活動と発表ができていたこと。
〇展開③の活動は、時間がなければ次時に回すという設定で、本時の活動時間が確保できていたこと。