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2023年6月の記事一覧

6月 20 日(火) 1限 数学Ⅰ 1-56

パソコンで数学のアプリを活用し、二次関数のグラフを描写させてx軸との共有点の関係を理解し、説明ができるようにすることを目標とした授業を見せてもらいました。よかった点は、以下のとおりです。

〇声の大きさや話すスピードがちょうどよく、笑顔で問いかけながら進めていること。

〇導入の「二次関数の頂点を確認する」活動で「平方完成ができないと困るよ」と声かけしつつ、簡潔に行われていたこと。

〇クロームブックでアブリを活用し、二次関数のグラフを視覚的に確認した後、x軸との共有点について条件を満たすためには、どうなればよいかをグラフを動かして生徒同士で説明する活動をしていたこと。

〇本時の重要事項である、判別式、グラフの軸、f(0)の時のy座標について確認しながら進めていたこと。

〇アプリを使って問題の数式を入力し、グラフを描写させて、既習事項の考え方を生かして問題に取り組ませていたこと。

〇判別式を利用しなくても解答に影響しない問題について、なぜ?と問いかけ、考えさせていたこと。

6月 19 日(月) 1限 英語コミュニケーションⅡ 2-6

Reteling(再話)に取り組むことを通して、学んだことを頭の中で整理し、人に伝える力を身に付けられるようにすることを目標とした授業を見せてもらいました。よかった点は、以下のとおりです。

〇終始、柔和な表情と語り口で、和やかな雰囲気で授業が進んでいたこと。

〇導入のアイスブレイクの自己開示を通して、生徒が話しやすくなる雰囲気を作り、本時の内容に関係する活動へ繋げられていたこと。

〇語彙の復習で使用していたフラッシュカードは、英語と和訳が同じ画面で消す順序を変えて示せるようになっており、アクセント表示に♥マークを使ったり、発音等にも留意し、分かりやすかったこと。

〇音読やペアワークなど生徒の活動が多かったにも関わらず、ほぼ指導案どおりの展開ができたこと。

〇本時の目標に関わる活動である、「キーワードと写真(絵)を使いながら相手にストーリーを説明できるか」の再話を発表した生徒が、多少つっかえながらも堂々と大きな声で、再話できていたこと。

〇振り返りにおいて、本時の目標を再度確認して、生徒に意識付けるとともに、アドバイスとして「Don’t be perfect!」「Retell simply!」を強調していたこと。

6月 16 日(金) 3限 公民セミナー(2年次)

期末考査で論述問題を出すための練習として、「悪法は法か?」というテーマで、自分の考えをまとめ、相互に意見を出し合い、よりよい論述となる活動をする授業を見せてもらいました。よかった点は、以下のとおりです。

〇本時の流れをプロジェクタで映し、しっかりと見通しをもたせていたこと。

〇授業時間のほとんどが、スプレッドシート上にある生徒が自分の書いた文章を説明しあい、相互に「よかった点と感想」「更に良くするために」意見を付箋に書き込みJAMボードに貼り付け、それをもとに各自が文章を改善する活動などの「思考・判断・表現」に関わる言語活動に当てられていたこと。

〇生徒の活動を見ながら、「発表者がぼーっと待っていないように、コメントが書けた人から意見を言ってあげて」「他の人の付箋を見て、気付いたことで修正してもいいよ」など適宜助言をしていたこと。

〇元の文章の右にコピーしたものを各自修正し、修正箇所の色を変えることでどこをどう修正したかがわかり、班内で改善点を説明する時に比較ができてわかりやすいこと。

〇生徒の書いた文章の出来が素晴らしかったこと。

6月 16 日(金) 2限 3-4 コミュニケーション英語Ⅲ

限られた時間で、まとまった英文の概要を読み取り、教員や友だちの力を借りながら段階を踏んで、概要の精度をあげていく授業を見させてもらいました。よかった点は、以下のとおりです。

〇終始穏やかな表情と話しぶりで、安心して授業を受けられる雰囲気があったこと。

〇整序問題を解く場面では、始めから整った文を作ることを目指すのではなく「この単語の後ろにはこの単語が続くといった“かたまり”(語句)」を作ることを意識させていたこと。

〇整序問題の解答の説明では、解答に至るまでにどのような順序で考えるかに重点を置いて、わかりやすく説明していたこと。

〇整序問題の解答について、Microsoft Formsにより正答率やミスの多い部分を確認するとともに、生徒を元気づけていたこと。

〇主語と述語動詞のかたまり(節)を列車の車両に例えて、複数の車両を繋げるには“つなぎ”が必要だと説明し、英文の構造に着目してわかりやすく説明していたこと。

〇段落ごとの概要を把握させる活動の後に、もう一度読んでまとめなおす活動では、プロジェクタで概要をまとめる際の着目点を示し、生徒の活動を促していたこと。

〇高校生の読解スピードが1分間に平均75語であることを話し、やる気を促していたこと。

〇先生が御自身のことを話している場面も、生徒はとても興味深く聞いている様子だった。

6月 16 日(金) 1限 1-12 数学ⅠA

二次関数で、係数や定義域に文字を含む場合の最大・最小をグラフを用いて考えることを目標とした授業を見せてもらいました。よかった点は、以下のとおりです。

〇声が大きく、生徒に対する声掛けもリズム・テンポよく愛情をもって煽る感じがあってよいこと。

 「平方完成ができないと厳しいよ」「書かないとできるようにならないよ」

「わからないものわからないままにするのは気持ち悪いよ」

「1年生の目標は計算力アップだよ」「黒板を写すのが勉強じゃないよ」

「グラフの頂点を出すところまでは求められないと泣くよ」など

〇導入で、最大値・最小値の定義の確認がわかりやすくできていたこと。

〇定数項に文字を含む場合の最大値を求める問題で、「決して易しい問題ではないから、できた人は自信をもってくれればよい」と、できない子が自信をなくなさいよう配慮していたこと。

〇問題解答中に「できた人は、周りのわからなくて困っている人を助けてあげて」と繰り返しお願いしていたこと。

〇「大丈夫かな。置いていかれている子はいないかな」と声掛けしていたこと。

〇定義域に文字を含む問題で、動画をプロジェクタで映し、色がついた区域が定義域の範囲で動く様子を見せ、最大・最小を見つけるのをわかりやすくしていたこと。動画を見て復習することを促していたこと。

〇問題を解答するにあたり、具体的に書けるところから書くことを強調していたこと。

6月 15 日(木) 5限  2-6 数学ⅡB

三角関数の値の変化とグラフの特徴について理解を深めることを目標とした授業を見させてもらいました。よかった点は、以下のとおりです。

〇授業最初の挨拶「お願いします」の先生の声が大きかったこと。

〇話し方が、単調でなく強弱の付け方がユニークで、笑いがあり生徒を和ませていたこと。

また、丁寧な言葉遣いで語り口が優しく、安心して勉強できる雰囲気があったこと。

〇知識・技能を整理するプリントが、すっきりとまとまっており、わかりやすいこと。

〇プロジェクタで三角関数とグラフの関係について、単位円上の点を動かしながら、グラフの軌跡を描くようにし、わかりやすく説明していたこと。

〇周期関数のグラフの波の形から、波には他にどんな波がある?」と問いかけ、周囲の人と話合わせ、「地震」「音」「心電図」「電波」などの回答を引き出し、波は生活と密接な関係があることを伝えたこと。

〇グラフの作図をさせ、y=sinθ、y=cosθ、y=tanθに係数がつくと、どんなグラフになるかを考えさせたこと。「予想してみよう。予想してみることが大事」と、生徒の活動を勇気づけていたこと。

〇今日学んだことについて、振り返りの時間をとり、どんなふうに書けばいいかを冗談交じりに話していたこと。

6月 15 日(木) 3限  2-2 数学Ⅱ

基本的な三角関数のグラフの特徴を確認し、少し複雑なグラフについて考えさせることを目標とした授業を見せてもらいました。よかった点は、以下のとおりです。

〇三角関数のグラフの概形の動画をプロジェクタで投影することで、生徒がイメージをつかみやすかったこと。

〇投影した教材に注目させたい時に、「手を止めて黒板の方に注目して」と声をかけていた。

〇基本となる三角関数のグラフの特徴をつかみ、まとめる作業でどこに着目するかヒントを与えながら、気付くまでまっていたこと。また、「自分の言葉でまとめればいい、難しい言葉を使う必要はない」と助言していたこと。他の生徒と話し合い、いろいろな考え方を共有する場面を設定していたこと。

〇y=sinθのグラフをもとに、やや複雑なグラフを作図しながら考察するにあたって、y=x2とy=(x-1)2のグラフの比較から考えさせようとしていたこと。

〇三角関数のグラフの基本について空欄補充のプリントでまとめながら、作図をさせ理解を深めようとしていたこと。また、プリントの問題に取り組んだ後、解答をプロジェクタで投影して、効率的に答え合わせをしていたこと。

〇まとめの説明がよくできていて、本時に何を学んだかがわかりやすかったこと。

6月 15 日(木) 1限  2-3 英語コミュニケーションⅡ

スティーブ・ジョブズがアップル社を解雇されてから復帰するまでの内容を、特に注意が必要な表現を中心に文法知識を使って理解できるようにすることを目標とした授業を見せてもらいました。よかった点は、以下のとおりです。

〇本時の目標(ゴール)をプロジェクタに投影して、分かりやすく説明していたこと。

○前時の復習の場面で、プロジェクタを利用してキーセンテンスを少しずつ区切って投影し、意味と音を結びつけながら、フレーズごとに、そして文全体へと段階を踏んで消して再生する反復練習をし、定着を図っていたこと。

○プロジェクタを利用して黒板上のスクリーンに新出単語と熟語を大きく投影し、発音はネイティブの音声も併用しながら練習と意味の確認を行っていたこと。

○ワークシートは、新出単語や文法事項、本文の内容等を理解するための様々な質問が工夫されていたこと。

○ペアでの活動が多く、生徒同士が活発に音読練習や解答確認などを行っていたこと。

〇解答を黒板に投影する際に、生徒が見やすいよう最大限大きく映すために、パソコンで拡大するとともにプロジェクタを移動していたところ。

〇生徒の回答に対して「パーフェクト!」「ベリーグッド!」と、ほめていこと。

6月13日(火) 5限 1-1 情報

 情報社会の問題解決という単元の中で、具体的な問題演習を行った後、改善・解決したいと思っている身近な課題について課題解決の流れに沿って考えさせる授業を見せてもらいました。良かった点は、以下のとおりです。

〇説明・指示のテンポがよく、話し方にキレと抑揚があり、声の大きさとスピード等、非常に聴きやすかったこと。

〇発問に、挙手して答えてくれる生徒が多く、さらに解答を促す問いかけができていること。

〇「そもそも問題とは何か?」と問いかけ、身近な例と教員の課題について話し、わかりやすくしようとしていたこと。

〇教科書の例題の具体的問題解決へ向けた過程において、ワークシートに自分の意見を記入した後に両隣や前後で意見交換をする時間をとり、問題解決の手順や手法がいろいろあることを学び合えていたこと。

〇例題で問題解決ができなかった理由を、各自考えることができていて、その解決策をさらに考え、意見共有できていたこと。

〇問題解決について事例と自分の課題について考えることを学んだことについて振り返り、まとめとして重要事項を整理して説明していたこと。

6月13日(火) 2限 2年文型数学Ⅱ

三角関数で、三角比の知識とともに座標を活用して、一般角を0から2πに拡張した三角比についての理解を深める授業を見せてもらいました。良かった点は、以下のとおりです。

〇自作プリントで、数Ⅰで取り組んだ三角比を丁寧に復習したので、理解不十分の生徒にとって本時の学習活動を行う上でよいウォーミングアップになっていたこと。

〇本時の目標である「一般角の三角関数の値を求める」の活動の中で、図を活用して表を埋めさせる際に、GeoGebraという数学の教材集から「三角関数(単位円)度数法」というアプリをクロームブックで動かし、理解を深められるようにしていたこと。

〇紹介したアプリのほかにも「自分で探すのも勉強だよ」ともっとよいアプリがないかを探すことを促していたこと。

〇活動の中で丁寧に机間指導するとともに「終わっている人は助けてあげて」「できる人から聞くのも勉強」と声掛けしていたこと。

〇完成した表から「なぜマイナスがついているのか?」「どこの値が同じになっているか?」など、ペアで伝え合い、学び合う活動ができていたこと。

〇三角関数のとる値の範囲について、象限による各関数の符号の違いについて、図を用いてわかりやすく説明し、残り10分で演習問題をして、具体的に考えさせられていたこと。

〇指名して答えさせるか、机間支援するか。生徒の実態に応じて考えていたこと。