日誌
2023年9月の記事一覧
胸に刺さる言葉その2
先日の秋分の日に、義父母のお墓参りに行ってきました。昨年の5月3日のブログで、菩提寺には大小二つの掲示板があって、様々な言葉が月替わり?で掲示してあることを書き、二つ紹介しました。今回は、「やれる可能性のあるやつが 努力しないのを見ていると 胸ぐらをつかんで “俺と代われ”と言いたくなる 白血病の青年」という言葉が掲示してありました。この言葉は、口には出さなくても、自分ではどうにもならない不幸な境遇にある世界中の人の心の中にあるかもしれません。近年、嫌な言葉ですが「親ガチャ」を筆頭に「〇〇ガチャ」という言葉が、色々と生まれました。私は、大学生の頃、都会に住む同級生に住所の地名を笑われたことがあり、田舎を笑う同級生に「たまたま都会に生まれただけで偉いのか?」と言い返したことがあります。この場合、「出身地ガチャ」ですね。冒頭の白血病の青年の言葉には、運命を呪っても、何も好転しないのはわかっているので、口には出さないものの(なぜ、私が・・・)と思っている人の、「可能性のある人には自分の可能性を無駄にしないでほしい」という思いがこもっていると思います。私が今まで見た中で異質の強い言葉でした。明日から2日間、全校で親睦を深める楽しい行事である球技大会が開催されますが、球技大会に参加できるということに感謝して、プレーも応援も頑張りましょう。
「どうせ無理!」ではなく「大丈夫!あなたならできる!」
今日は、午後に太田市社会教育総合センターにおいて2年次生の保護者を対象とした進路講演会と修学旅行説明会を実施しました。進路講演会では「2025年度入試に向けて」という演題で、話をしてもらいましたが、少子化が進んでいるにも関わらず、世の中の変化により大学の数は増え、新しい学部・学科が生まれ続け、大学も生き残りをかけて進化しています。生徒の皆さんには進路先と進路実現するための方法の情報収集力が求められますが、膨大な情報の中から自分に必要な情報を集めるのは、かなり大変です。そこでまずはプロの水先案内人にお願いすることになります。説明を聞いて基本的なことを押さえた上で方向性を確認し、自分で調べ、先生と相談しながら希望進路を決定し、実現するための方法を考えていきます。もちろん、本人が自分事として考えて進路選択の方法について勉強しなければならないのですが、保護者の皆さんにも基本的なことと自分にできることを知っておいてもらうほうが、お子さんとコミュニケーションする材料が持てて話がしやすくなってよいと思います。少しでも、この機会に現在の進路情報を仕入れていただければと思います。お話の最後に「どうせ無理!」は悪魔の言葉とありましたが、「大丈夫!あなたならできる!」という天使の言葉に置き換えて、お子さんを励まして、進路実現という団体戦を共に戦っていましょう。
修学旅行説明会では、旅行社の方と先生方から色々と説明がありましたが、一番心配されるのは「コロナ」と「インフルエンザ」です。昨年は、なんとか旅行中にコロナ感染者が出ずに帰ってこられましたが、今冬はコロナだけでなくインフルエンザも流行しそうなので、十分感染防止に注意してもらえればと思います。昨年は、2年次生が中学校の時の修学旅行が中止になってしまい京都に行けていないことと、移動距離を短くして見学場所を増やせるように、広島から京都に行先を変更しましたが、今年は当初の予定どおり広島に行って平和学習ができます。厳島神社の顔である大鳥居も昨年12月に修復が終了しているので見ることができます。コロナで多くのことが自粛・中止になる中で、当たり前と思っていることが実は幸せなことなのだと気付いた人が多いと思います。生徒の皆さんは、旅行費用を捻出してくれた保護者の皆さんに、バスや新幹線などの交通機関で働いている方に、宿泊するホテルの従業員の方に、見学地で働いている方に、そして旅行代理店の方と引率の先生方への感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。
レインサンダーズに注意!
昨日は、雷が鳴り始めて北の空にきれいな稲光が縦に走ったのが見えたため、校庭で部活動をしている生徒に避難指示を放送してもらいました。その時は、まさか、あんなに激しい雷雨になるとは想像していませんでした。体育館の卓球場が横殴りの雨のため浸水してしまい、大変なことになりました。9月中旬にもなって雷で避難指示を出すことになるとは思いませんでした。
「課外クラブ活動中の落雷事故に関する初の最高裁判決」が2005年にあり、その後高裁に差し戻され、損害賠償請求としては、総額で約4億8000万円の支払いを命じる判決となりました。この事案では、以下のような経緯の中で落雷事故が発生しました。豪雨→雷注意報発令→雨が止む。上空の大部分は明るくなるが、一部で暗雲が立ちこめ、雷鳴も聞こえた。ただし雷鳴は大きな音ではなく、遠くの空で発生したと思われる程度のものであった。その中で試合を開始した。→試合中に競技者に落雷した。科学的には、雷鳴が聞こえるときは、その音が遠くであっても落雷があるかもしれないことを予見できたとされ、責任を回避することはできませんでした。皆さんも、部活動中に限らず、雷を甘く見ないで行動してください。一生を棒に振ることになります。
今日は、保健体育の教育実習生の研究授業がありました。体育館でバスケットボールでしたが、今日は涼しくてよかったですね。始業前から係の生徒を中心に準備運動や補強運動がしっかりできていました。先生の説明や指示をよく聞き、きびきびと動けていました。先生はグループ毎に見て回り、笑顔で褒めたり助言したりしていました。振り返りの学習活動の記録も、みんなよく書けていました。コロナと怪我に気を付けて、来週の球技大会を迎えられるようにしましょう。
バスの有難さ
今日は、「バスの日」だそうです。日本バス協会が1987年に行った全国バス事業大会で制定しました。1903年9月20日、乗り合い自動車が京都市内を走ったのが日本初の営業バスとされています。今朝のテレビで、コロナ禍で経営不振に陥りバスの運転手の解雇が増えたため、現在は逆に観光バスの運転手不足で困っているというニュースがありました。2学期は修学旅行シーズンであり、他にもバスを使う行事が多いため、観光バスの予約が困難になっています。コロナが5類になったことで、観光にお客さんが戻ってきて、宿泊業も人手不足で困っています。様々な職業の人が、日々自分の仕事を遂行してくれているので世の中がまわっています。これから修学旅行や大学見学、芸術鑑賞教室とバスの運転手さんには御世話になりますので、感謝しましょう。
本日から「彼岸の入り」です。23日が中日で秋分の日です。近頃暗くなるのが早くなりましたね。「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉があります。「冬の寒さ(残寒)や夏の暑さ(残暑)も彼岸を過ぎると和らぎ、しのぎやすくなる」という意味ですが、今年は特に暑かったので、彼岸を過ぎても真夏日が続くかもしれません。来週は球技大会もありますので、熱中症には注意しましょう。ところで、皆さんは「ぼた餅」や「おはぎ」は好きですか?日本では彼岸に供え物として、食べられていますが、名前の由来は、彼岸の頃に咲く花である春の牡丹(ぼたん)と秋の萩(はぎ)だそうです。以前にもブログで書いた記憶があります。「ぼた餅」と「おはぎ」の違いは、知っていますか。秋に食べる「おはぎ」は、とれたての小豆を使っているので、粒のままでも皮も柔らかく、美味しく食べられるので粒あんを使っています。一方、その小豆も春になると時間が経って固くなるため、春に食べる「ぼたもち」にはこしあんを使うというわけです。
お彼岸には次の2つの意味が込められているといわれます。1. 迷いや煩悩のあるこの世「此岸(しがん)」に対し、悟りの開けたあの世(彼岸)のこと。2. 此岸から悟りの境地の彼岸に至るために、仏道の修行をおこなう期間のこと。彼岸の入りから彼岸明けまでの7日間のうち中日(春分の日、秋分の日)以外の6日間は修行する日なのです。
春分の日と秋分の日には、太陽が真東から昇って真西へ沈みます。夏至の日のブログで太陽の運行図を載せましたが、覚えていますか。仏教の世界では「御先祖様のいる彼岸は西に(浄土は西にあります)、私たちがいる此岸は東にある」とされており、昼夜・東西が平行になるお彼岸の時期には、「あの世」へのゲートが開くといわれてきました。お墓参りをするのも、そのためです。お盆との違いは、此岸(家)に御先祖様を迎え入れるところです。彼岸会の行事は、日本特有のものらしいですが、「国民の祝日に関する法律」ではそれぞれ国民の祝日と定められ、春分の日は「自然をたたえ、生物をいつくしむ」日、秋分の日は「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」日とされています。春分の日と秋分の日は同じ意味ではなかったのが意外でした。年に3回、御先祖様との繫がりを意識する日を大事にしたいものです。御先祖様がいなければ、私たちは存在していないのですから。
みらいの太東生へ~オープンスクール編~
本日は、受検生に本校の授業や部活を実際に見てもらうためのオープンスクールを実施しました。午前・午後の二部制で合計400人以上の中学3年生が暑い中、来校してくれました。昨日のように午後に雨が降らずによかったです。学校説明会に来られなかった人もいるので、まず初めに体育館で令和6年度入試について説明をしました。自分たちが注意すべき点について理解してくれたでしょうか。授業見学は、どうだったでしょうか。教室の中に入って見学する生徒は、それほど多くはありませんでしたが(教室が狭くて後ろの空きがないこともありますが)、教室と廊下の間の窓とドアを開けていたので、廊下から、どんな授業をしているかは見てもらえましたね。音楽室は入りきれずにドアの外で待っている生徒がいました。ICTを活用している授業が多く見られたと思います。本校の先生方がどんな授業をしているかは、本校Webページのトップページに「授業参観日記」があり、今年度の全ての先生の授業について写真付きで書いてありますので、興味をもったら見てみてください。昨年は、本校の生徒が同じ中学の後輩を見つけて小さく手を振っている光景が見られ、微笑ましかったです。今年は、ALTに廊下で話しかけられている生徒が見られました。部活動の見学をして、本校の部活動の雰囲気はどうだったでしょうか。今日のオープンスクールで、本校を第一志望とする意志を強くしてもらえたなら、大変うれしいです。受検生の皆さん、太東生となって4月にお会いできることを願って応援しています。