日誌

2022年5月の記事一覧

拍手の色

 今朝のテレビ番組の中で、あるミュージシャンが「コロナで声援ができない状況ですが、その分拍手で応援してもらって、拍手に色がついていると感じます」という旨のコメントがありました。私は「拍手に色がついている」という表現はいいなと思いました。今まで拍手をする機会は数え切れないくらいありましたが、手のひらがジンジンするくらい拍手したこともあれば、おざなりの拍手をしたこともあります。自分が拍手をやめた後も拍手が続いている時、その拍手には暖かい色がついているのだなと思います。先日の総体の壮行会の拍手は何色だったでしょうか。

なぜ、小学5年生?

 日本人はクイズ番組が好きなようで、いろいろ趣向をこらした番組がたくさんあります。その中で「クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?」は、「東大王」と真逆のコンセプトで人気があります。以前に「素朴な疑問」について書きましたが、みなさんは、「なぜ小学6年ではなく5年生?」と思ったことはありませんか?私は職業柄全国学力テストが小学5年生までの内容を問うから、それに合わせたのかと思っていましたが、『Are You Smarter than a 5th Grader?』の日本版だそうで、アメリカでは5年生が最高学年だからでした。(なら、日本では6年にしろよといいたいところですが、何かあるのでしょう)クイズは、難しすぎても簡単すぎてもつまらなくなりますが、私にもわかると思えるところがいいんでしょうね。クイズ番組は、勉強している気分になれるので罪悪感が少なくなるところもいいのかもしれません。

閉鎖解除(*⌒▽⌒*)

 3年次の閉鎖が今日から解除され、登校できることになりました。3年次の生徒がいない学校は、卒業式後の学校のように寂しく感じていましたので、うれしいです。2年前コロナ感染が始まったころ、3ヶ月登校できませんでした。今まで当たり前と思っていたことが当たり前ではなかったことに気付いた期間でした。外国では、この2年間学校が機能していないところもあり、その学習の遅れは今後深刻な状況を招くと予想されています。当たり前に感謝しつつ、コロナが撲滅される日がくることを願って、これからも感染症対策をしっかりやっていきましょう。

ダンスデイを観て思ったこと

 昨夜、ダンスの日本一を決める番組がありました。夕食時に観ていたのですが、本当にダンスの進化には驚きます。ただ、日本一を決めるのに審査基準が明確でなく、審査員の主観で決まっているようで不満が残りました。どんな観点をどんな割合で点数をつけているのか知りたいですね。技術や斬新さだけでなく、観ている人を楽しませるという観点を大事にするなら、審査員と観客の持ち点を半々にするとか、視聴者も採点に参加できるとかしてくれたら、もっと盛り上がったのにと思いました。いずれにせよ、評価は難しいもので、客観的で公正に評価しようと思えば、評価基準をしっかり定めなくてはいけません。定めても人が判断するので、芸術点とかつく競技は曖昧さが残ります。最後に、全国の先生方も成績評価には日々悩んでいることをわかってもらえればと思います。

スマホ依存

 総体の期間中にスマホの通話が全くできなくなってしまったため、仕方なくスマホの機種変更を先日しました。気に入った機種が出ないので買い換えせずに4年11か月使っていた愛着あるスマホでした。しかし、通話ができないのが、こんなに不便だとは思いませんでした。緊急でなければラインやメールで十分なのですが、すぐに連絡したいときは、やはり電話です。統計によれば、高校生で多い人は一日8時間スマホをいじっているそうですが、「ついスマホをいじってしまう」「スマホが側にないと落ち着かない」となれば、立派な?スマホ依存だと思います。いつのまにか「あれば便利」というより「ないと不便」なものになってしまっています。『スマホ脳』という本が、2021年にベストセラーになりましたが、脳科学の見地からスマホが脳に与える悪影響について述べています。似たような本はたくさん出ていますが、ぜひ一度読んでみてください。