日誌

2022年10月の記事一覧

ぐんまハッピーDay!

 今日は、群馬県民の日で学校は休みですが、部活動を頑張っている生徒もたくさんいると思います。顧問の先生方、ありがとうございます。3年生は、勉強を頑張っていると思います。お疲れ様。昔、都道府県民の日について調べたことがあって、少し驚いた記憶があります。それは、そういう日がない府県が10、公立学校などが休日となるのは茨城県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・山梨県くらいということです。都道府県民の日が制定された由来は、廃藩置県だったり、名称が現在のものになったり、県域が定まったりというのが大半です。群馬県は、廃藩置県で1871年10月28日に初めて群馬県という名称が使われたことが由来です。

 ディズニーランドが、県民の日は、そこの県民で混むというのは、よく知られていますが、みんな関東ですよね。学校が休みになる都県では、郷土愛を育み地域の魅力に触れる機会とすることを目的に休校措置をとっているのだそうですが、皆さん郷土愛を育んでいますか。私は埼玉県民であり、群馬県の高校出身で就職も群馬県なので、県歌は、両方歌えます(*´∀`*)。特に埼玉県民の日はJR東日本を除く県内の鉄道が乗り放題となる一日乗車券が発売され、遊園地・動物園・水族館・博物館・映画館等の入園料が無料や割引になるそうで、他県からするとうらやましいですね。ただ、私はというと群馬県で働いているため仕事を休めず、子どもが小さい頃に県民の日に家族で出かけられなかったので、そんな埼玉県民の恩恵をほとんど受けたことがありません。埼玉と群馬の県境に住んでいる人で、同じ境遇の人は結構いるかもしれません。県民の日が学校休みというだけでも恵まれていると思いますので、有効に過ごしましょう。

朝日耀う通勤路

 私は、現在、通勤路の3分の1くらいを東に向かって車を走らせていますが、冬が近づくにつれて通勤時間帯の太陽の高度が低くなるので、眩しい朝日が目に入るようになってきます。本校の校歌の3番に「わが学び舎に 朝日耀(かがよ)う」とありますが、冬は、まさにそれを実感する季節です。東に向かって走るのは、トータルで13年目です。西に向かって走ったのは14年間で、朝日が信号に反射してしまい、何色かがわかりづらく恐い思いをしていました。あとは、北での勤務が5年です。館林にアパート住まいしていた時に南に向かって2年走りました。私が高校生の時は、北へ向かって「からっ風」に逆らいながら40分の自転車通学でした。通学だけで体が鍛えられたような気がします。生徒の皆さんの中には、通学に1時間以上かかる人も少なからずいると思いますが、ぜひ通学時間を有効に使うように工夫してみてください。メジャーリーグで活躍した松井秀喜さんは、「日本一のバッターを目指すなら心も日本一になれ」と山下智茂(星陵高校野球部監督) に言われ、往復2時間の通学時間に色々な本を読んでいたそうです。時間は、すべての人に平等に与えられています。どう使うかは、あなた次第です。

エネルギーって本当に大事

 今日は、原子力の日だそうです。(また、今日は何の日を使ってしまいました・・・) 1956年のこの日に日本が国際原子力機関(IAEA)に加盟したこと、また、1963年のこの日に茨城県東海村の日本原子力研究所の動力試験炉で、日本初の原子力発電が行われたことを記念して、日本政府が1964年に制定したそうです。原子力というと、福島の原発事故や原子爆弾など、あまりいいイメージがないかもしれませんが、どんなものでも人間の使い方次第で良くも悪くもなります。薬は毒になるし、科学で人の役に立つように開発されたものも軍事転用されれば、人を殺す兵器になります。

 私は、原子力というと手塚治虫先生の「鉄腕アトム」が思い浮かびます。妹の「ウランちゃん」や敵のロボット「プルートゥ」など、多くのロボットが登場しますが、ロボットを通して人間の心や行いについて考えてもらおうとしていたのかなと思いました。これからAIとロボット技術の発達によって、マンガのアトムの世界が出現するのでしょう。人間とロボットの共存する世界とはどんな世界になるのでしょうか。映画「ターミネーター」のように対立するようになるのでしょうか。それと、業田良家さんの「ゴーダ君」という4コマ漫画にでてくる「原子力のPRおじさん」が印象に強く残っています。原子力は危ないということを風刺しているのですが、それが非常に面白かったので、昔、政治経済の教材で使わせてもらいました。ゴミが捨てられずに掃除機ごとコンクリートで固めて捨てる原子力掃除機や、1度つけると1万年消えない原子力灯、お米を炊くと大きくなってしまう原子力炊飯器など、原子力の危険性や解決されていない問題などを風刺したものがたくさんありました。日本で非常に小型の原発が開発されましたが、今後の日本のエネルギー政策に注目です。

 現在、エネルギー問題は非常に混沌としています。エネルギーには、化石燃料やガスによる火力、原子力、水力、風力、太陽光、地熱、波力などたくさんあります。地球温暖化ガスの削減を目指して国際的合意もなされましたが、電気自動車の問題点が明らかになり、世界のエネルギー政策は現実の厳しさによって方針が大きく変わるかもしれません。これからガソリン代や電気代など光熱費が、どこまであがるかわかりませんが、世界情勢に注目してエネルギー問題について考えていきましょう。

主体的に学習に取り組むって?

 今日は、放課後に授業改善推進委員会というものがありました。学校は授業が命です。学校行事や部活動は、命を育む栄養となります。ですから、教師にとって授業改善は最重要課題です。先生方は、それぞれ自分が教える教科をおもしろくしたい、生徒に力をつけたいと考えて、授業改善の努力をしています。そして、授業をした後は生徒の皆さんの力を伸ばせたかどうかを確かめる必要があります。評価には観点別評価というものがあります。以前は、「関心・意欲・態度」「思考力・判断力・表現力」「技能」「知識・理解」の4観点でした。(ただし、5観点だったり3観点だったりするものもありました。教科によってバラバラだった評価の観点が、全教科で新しい3観点に統一されたのです)以前も「関心・意欲・態度」をどのように評価するかで、全国の先生方が悩んだものでしたが、学習指導要領が新しくなって3観点になり、「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体的に学習に取り組む態度」になりました。育てたい資質としての3要素のうち「学びに向かう力、人間性など」が、評価する観点として「主体的に学習に取り組む態度」になりました。そして、今度は「主体的に学習に取り組む態度」の評価で先生方は悩むことになったのです。生徒の皆さんは、「主体的に学習に取り組む態度」について何をどのように評価してほしいと思いますか。そもそも「主体的に学習に取り組む態度」って、どんな態度なんでしょう。具体的に説明できますか。ぜひ、皆さんの意見を聞かせてもらいたいものです。
 今から50年ほど前、京都大学の入学式の祝辞で総長が「京都大学は、諸君に何も教えません」と言ったそうです。あとに続く言葉は、これを書いた人の記憶が確かならば「諸君が自分で求めようとしなければ、大学では何も得られない」のようです。似たような話は、他の大学でもあります。AIの普及やネット社会の発展で、さらに社会の変化のスピードが増し、曖昧で不確実な時代が到来します。そんな時代を生きるためには、変化を前向きに受け止め、人生をより豊かにしていくためにどうすべきか主体的に考え出すことができる力、文科省のいう「生きる力」を育てることが重要となります。自分の頭で考えて主体的に動くことは、これからの社会に出て求められることです。高校生の時から、主体的に考え行動する態度を身に付けようとする心構えが大事です。ぜひ、そのことを意識して、高校生活を過ごしてください。

電球のぬくもり

 最近、めっきり秋めいてきましたね。毛布やこたつを出した家も多いと思います。今日も寒かったですが、明日も寒いみたいですね。受験生の皆さん、風邪をひかないように気をつけてください。今年は、インフルエンザも流行ると言われていますが、まだ、コロナが終息したわけではなく、みんなマスクをして気を付けているのにどうやったら流行るのでしょうかね?

 さて、肌寒い季節になると、思い出す歌があります。石川啄木の「秋近し! 電燈の球(たま)のぬくもりの さはれば指の皮膚に親しき」です。この歌に共感する人は、どのくらいいるでしょうか。実際に電球に触って、温かいと思ったことがありますか。実際には熱いです。よほど指先が冷えていれば別でしょうが。寒くなってくると、電気やガス、灯油といったエネルギーの有難さを実感しますね。東日本大震災の時、カセットコンロで暖をとったのを思い出します。ある日突然、当たり前のことが当たり前でなくなりますので、暖のとれる生活ができることに感謝しつつ、勉強を頑張ってください。

対話が大事!

 まず、次の文を読んでください。

 あまり成績のよくない学生がゼミに入れてほしいとやってきた。成績を理由に断ったのだが学生は、「今まで何をやっても中途半端だった。根性をたたき直すために入れてほしい。」と粘る。面白い。ゼミの内容を毎週家に持ち帰り、食事の時に両親に説明し、その結果を毎週リポートで提出するという条件をつけた。最初のリポートが面白かった。いつもはお笑い番組などを見ながら食事をする息子が突然「冷戦の崩壊」などと話し始めたから、親は笑ってまじめに取り合わなかったという。しかし、息子は真剣だ。毎週報告しなければゼミから放り出される。息子の熱意に親が引き込まれ、親子で話し合う様子が生き生きとリポートに表れるようになった。学生の成長はめざましかった。1年半のゼミの後、学生は就職試験を受けた。成長ぶりを見ている私には企業はこんな若者を見逃さないだろうと確信があった。学生は希望の企業に合格した。報告にきた学生に、最終面接の朝、両親はどんな言葉で励ましたかと尋ねた。頑張れでも落ち着けでもなかった。「今までやってきたことを全部発揮してこい!」だったという。親子が対話を続けていたからこそ出た言葉だと思う。作新学院大学特任教授小林和男 内外教育「ひとこと」より

 今の若者は、ネット中心でテレビはあまり見ないようですが、家ではどんな話をしているのでしょうか。対話的学習が重視されている現在、授業ではペアやグループでの学習が当たり前のように行われています。質のよい対話的な学びを積み上げていけば、次第に「知識とは、自分たちの手によってどんどんと良くなっていくものだ」という知識観を形成していけるのです。世界の教育現場では対話型、討論型が主流です。自分の考えを述べる、それに質問を受ける、それによって考えが深まり、当初考えていたより以上の多面的多角的な考え方ができるようになります。対話は、別に友達や先生、親などの大人だけが相手ではありません。偉大な先人たちの言葉がたくさん残されています。「自分ならどう考えるか」というときに、それまでに先人たちがどのように考えてきたかを学ぶことは、具体的に何かの役に立てるという勉強以上に重要な意味をもっているのです。太東の生徒の皆さんは、男女の仲が良いので、対話的学習や学び合いといった活動が、よくできています。今後も切磋琢磨して太東全体で力を伸ばしていけるように頑張っていきましょう。

ヒヤリ ハッと!

 最近、暗くなるのが早くなってきて、自転車通学の人は下校時に「こわいな」と感じることも増えてきたかなと思います。でも、車を運転しているほうもこわいんですよ。無灯火の自転車や上下黒のウェアでウォーキングしている人がいると、「事故にあいたいんか~い?」と突っ込みたくなります。私は、目の前で車の衝突事故を2回目撃しています。あと少しタイミングがずれていれば、巻き込まれていました。「あ~っ、ぶつかる、ぶつかる、ドーン」という感じで「全然、前を見てないだろ」というぶつかり方でした。時間に余裕がないと、どうしてもスピードを出したいと思ってしまいますが、急いでいる時ほど冷静にならないといけません。雨の日は特に自転車通学の人は気をつけましょう。自転車のタイヤを滑らすものはたくさんあります。学校の敷地内でも道路同様スピードを出して運転しないでくださいね。自分の安全は自分で守るしかありません。自爆事故はもちろん、もらい事故がないように周りに注意して登下校してくださいね。あと、ヘルメットをかぶりましょう。「つけててよかった」ですよ。

挨拶を進化させよう!

 今日は、県教育委員会から指導主事に来校いただきました。学校訪問と呼ばれるもので、学校の教育活動改善のための指導・助言をしていただくためのものです。生徒の皆さんの授業への取組や挨拶について、お褒めの言葉をいただきました。以前に学校評議員の方からも、挨拶についてお褒めの言葉をいただきましたが、さらに気持ちの良い挨拶が条件反射でできるように、意識してください。きっと、その習慣は今後の皆さんの財産になるはずです。それと、学校のウェブページの発信力について高評価をいただきました。生徒の充実した楽しそうな学校生活の様子が、学校行事や部活動の記事からよくわかるとのことです。先生方は、生徒の皆さんに色々な力をつけてもらうために、授業に学校行事に部活動にと日々頑張ってくれています。これからも、みんなで力を合わせて、太東をより楽しく充実した学校生活が送れる場所にしていきましょう。

過去と他人は変えられない?

 「過去と他人は変えられないが、自分と未来は変えられる」エリック・バーン(カナダ精神科医・心理学者) 

 有名な言葉なので聞いたことがある人も多いと思います。皆さんは、この言葉を読んだ時、「そのとおり!」と同意しましたか?それとも、「いや、違う」と否定しましたか。普通は、タイムマシンでもない限り過去は絶対変えられないと思いますよね。過去を変えるのと同じくらい他人を変えるのは難しいということを言っています。だから他人を変えようとして思い通りにいかずイライラするくらいなら、自分を変えたほうが精神的にいいよということですね。「いやなことは、その日のうちに忘れろ。自分でどうにもならんのにクヨクヨするのは阿呆だ。」と田中角栄は言っていますが、似たようなことを言っている人は他にもいます。過去のことをいくら悔やんだところで、過去は変わりませんからね。

 では、過去と他人を変えられると思った人は、なぜ、そう思ったのでしょうか。仏教学者の柴田泰山に次のような言葉があります。「こうありたい」という未来を決めれば、今ここですべきことが見えてくる。すると、過去に向き合う自分も変わり、やがて過去の様々な出来事の意味も変わる。だから過去は変えられる。

 事実は事実として存在しますが、それに対して幸・不幸などの価値付けをするのは人間です。自分の意識を変えれば、過去を変えることができるのです。他人にたいする意識も、変えることができれば変わるということです。すべては、自分次第ということですね。他人も過去も変えて、未来も変えられるように自分の意識を変えられるようになるといいですね。

日本の文化カラオケ

 生徒の皆さんの中で、カラオケをしたことがない人はどれくらいいるでしょうか。友達や家族、恋人と行くだけでなく、一人カラオケだってありです。今日10月17日は、「カラオケ文化の日」だそうです。「カラオケは我が国が生んだ最大の娯楽文化」との認識から、カラオケを通じた文化活動の支援や文化交流を行い、その普及を図ることを目的として一般社団法人・全国カラオケ事業者協会(JKA)が1994年に制定したそうです。カラオケは、スキヤキ、スシ、ゲイシャなどと同様、海外で通用する日本語です。カラオケボックスが普及していなかった昔は、飲食店で1曲100円払って歌っていたものです。近年のカラオケの進化には、すさまじいものがありますね。近いうちに好きな歌手の声で歌うことができるようになりそうです。コロナ禍で、私はもう2年半カラオケに行っていませんが、気にせず行っている人は行っているのでしょうね。私は、まだ立場上行き辛いのですが、2年生の皆さんも、修学旅行前にコロナに感染しないように自重してくださいね。コロナを気にせず、みんなが大きな声で歌を歌える日が1日も早くくることを願っています。