日誌

2022年9月の記事一覧

球技大会1日目お疲れ様!

 球技大会1日目が、熱中症やけが人もなく、無事終了しました。生徒会のみなさん、各競技の進行担当の先生方や救護担当の先生方、大変お疲れ様でした。ありがとうございました。朝は、曇っていていい感じの天気でしたが、晴れて暑くなり、体育館の競技は暑くて大変そうでした。特にバドミントンをやっていた第二体育館は、サウナみたいな暑さで、昔、バドミントン部の試合の応援に行った時の暑さを思い出しました。バドミントンや卓球は、風の影響を受けないように締め切ってやるので、大変です。第一体育館も応援の生徒は中に入れないので、外に鈴なりになっていて、少し心配になりました。「きゃーっ」と歓声が聞こえると、ちゃんとマスクしてるよなと気になってしまいます。校庭でやっていた玉入れも、多くの生徒が参加していて、よかったです。いろいろと制限付きでの開催になってしまった今回の球技大会でしたが、思っていたよりも生徒のみなさんが楽しんでいる様子が見られてよかったです。あと1日ありますが、明日の朝は、発熱等の連絡がなく、全員無事で笑顔で閉会式ができるように祈っています。最後まで頑張って盛り上がりましょう。

球技大会の光と影

 明日は、いよいよ球技大会ですね。体育祭の時と違って天気の心配をしないで済んだのは良かったですが、代わりにコロナ感染が心配です。1、2学年が学年閉鎖しているところや、球技大会の後に感染者が増えたところもあります。原因は昼食時の会話だそうです。二日間、大いに楽しみ、クラスの親睦を深めてもらいたいですが、感染対策は十二分に注意して行ってください。特に3年次生は、大事な時期ですので、注意しすぎてしすぎることはありません。推薦入試の日に行けなくなるなんてことがないように、自己管理してください。新人戦もこれからです。怪我とコロナに気をつけましょう。
 さて、今日は私の球技大会の思い出について、少し語りましょう。中学・高校の球技大会は、バレーボールとバスケットボールに出ていましたが、楽しかったですね。教員になってからは、職員チームで、バレーボール、バスケットボール、テニスに出て、大人げなく優勝したこともありました。体力や筋力が衰えた分、テクニックでカバーしていた感じです。若い頃と同じ気持ちでやってしまうと、必ずケガしたり、どこか痛めたりします。今や、アキレス腱断裂、肉離れ二回、テニス肘治療中と満身創痍で、あちこちの身体の痛みと闘っています。若返りの薬を求めた権力者の気持ちが、今ならよくわかります(笑´∀`)。まぁ、つまらない年寄りの思い出話は、このくらいにしておきましょう。
 今回の球技大会は、思い切り応援することができずに非常に残念です。無観客試合の味気無さは、コロナ下で、実感しました。応援が選手に与える力は、非常に大きいものがあります。特にそれが異性なら、なおさらですね。それでは、二日間球技大会ができることに感謝して、ルールを守って楽しんでください。

9×9=81

 今日9月9日は、「重陽の節句」でしたが、たぶんみなさんにはあまりなじみがないでしょうね。平安時代の初めに中国より伝わったそうですが、古来中国では、奇数は縁起が良い「陽数」、偶数は縁起の悪い「陰数」と考えられ、陽数の最大値である「9」が重なる9月9日を「重陽」と呼び、節句の1つとしました。奇数の重なる日として「五節句」がありますが、1月7日(七草の節句)は、七草粥を食し、その年の健康を願います。3月3日(桃の節句)は、雛人形を飾り、ちらし寿しやはまぐりのお吸い物を食ベて、女の子の健やかな成長を願います。5月5日(端午の節句)は、五月人形やこいのぼりを飾り、男の子の健やかな成長と立身出世を願います。7月7日(七夕の節句)は、短冊に願いを書き笹に吊るし夢成就を願います。9月9日(重陽の節句)は、菊の薬効により健康を願います。旧暦の9月9日は、現在の10月中旬ごろにあたり、まさに菊が美しく咲く時期です。菊は「仙境に咲く霊薬」として、邪気を払い長寿の効能があると信じられていました。菊を行事に用いたため、重陽の節句は別名「菊の節句」とも呼ばれています。重陽の節句では、菊の香りを移した「菊酒」を飲んで邪気を払い無病息災や長寿を願います。
天皇家の菊の御紋は、鎌倉時代に後鳥羽上皇が用いたのが始めとされているようですが、「重陽の節句」と関係があるかどうかは不明です。単に好きなだけのようです。
 数字っておもしろいと私は思いますが、みなさんは1~0のどの数字が好きですか。私は昔から「3」と「9」ですが、日本人は「4」を「死」、「9」を「苦」として嫌う傾向があります。「13日の金曜日」という映画がヒットしてから、「13」を嫌がる人も増えたようですが、日本人にはあまり関係がないと思います。キリストの最後の晩餐に13人の人がいたことと、キリストが金曜日に磔刑に処せられたとされていることから、13日の金曜日が不吉であるとされるようになったからです。また、映画「オーメン」で有名になった「666」は、ヨハネ黙示録13章18節で、獣の数字とされており、転じて、俗に悪魔や、悪魔主義的なものを指す数字とされています。ラッキー7でおなじみの「7」も日本人には好かれる数字で、ウルトラセブンというヒーローもいます。「8」は「八」に直せば「末広がり」で縁起が良い数字になります。漫画「エイトマン」の主人公は、東八郎です。
私は、車を運転していて、つい前の車のナンバープレートを見て、歴史上の出来事を思い浮かべてみたり、数字を操作して計算してみたりしてしまいますが、変ですかね。タイトルの意味ですが、「ハチワンダイバー」という将棋マンガがあります。将棋盤のマス目は?

 

親や先生に雷を落とされないように!

 先日、夜中に雷が鳴り響きました。家がビリビリ震えるほどで、久しぶりに大きな雷でした。今は、雷が起こる原理、正体を知っているので、神様が怒っているとは考えませんが、昔の人にとっては、恐怖だったのでしょうね。学問の神様として、みなさんがこれから入試前に御世話になる菅原道真は、藤原氏の陰謀により太宰府に左遷され、失意のうちに亡くなりました。その後、疫病や日照り、天皇の皇子の相次ぐ病死、さらには清涼殿が落雷を受け多くの死傷者が出たことから、道真の祟りとして、怨霊を鎮めるために天神様として祀られました。その後、道真が優れた学者であったことから、学問の神として祀られるようになりました。
 日本での年間の落雷被害者数は平均約20人で、そのうち死亡者数が約13人。 死亡率は約70%です。 落雷に当たる確率は100万分の1とされ、世界での年間被害者数は1000人ほどですが、死亡率は約30%で、日本の落雷死亡率は世界的に見てもかなり高いといえます。雷で部活動中に亡くなる事故も起きていることから、雷が鳴ると部活をやめるようにしていますよね。確率が低いとは言え、間違ってもやっていいとは言えません。
 他にも不幸な死因としては、お風呂場での事故があります。厚生労働省の人口動態統計によると、2018年の家庭の浴槽での溺死者数は5398人で、前年比138人減、16年比で260人増でした。15年前の2004年の死者は2870人。この数字と比べると2倍近くに増えており、ここ数年は5000人前後で高止まりの傾向になっています。消費者庁が同統計などを分析した調査では、入浴中に何らかのアクシデントが起きて命を落とす人の数は年間約1万9000人と推計されるそうです。
 お風呂場での死亡は高齢者が圧倒的に多いですが、もっと意外な死因があります。平成16年の統計では、転倒や転落が8030人、同一平面ではない階段などからの転落は別で、695人、はしごからの転落は200人、樹木からの転落というものも28人います。昔、階段から落ちて亡くなる人が年間600人以上いるというのを雑学の本で読んで驚いたのを覚えていますが、道で転んで打ち所が悪くて亡くなる人が多いのにも驚きです。私も大学生の時、家の階段の踊り場からダダダダーンと落ちてお尻を激しく打ち、痛くて半日うつ伏せでベッドに寝ていたことがあります。そのくらいで済んでよかったです。運が悪ければ死んでいたかもしれません。
 みなさんも、お風呂場で寝たり、階段から落ちたりしないように気をつけましょう。

♪Yo!A~C~

 内外教育という小冊子の中で大阪大学名誉教授の小野田正利先生が「普通の教師が生きる学校 モンスター・ペアレント論を超えて」という連載をしています。その中でACジャパンの寛容ラップを紹介していました。有名なラッパーである呂布カルマさんを起用し、コンビニのレジでお金を出すのにもたつくおばあさんの後ろに立たせ、イライラしているふりから足でリズムを取り始めて、ラップを掛け合いを始めます。見たことがない人は、ぜひ、YouTubeで「ACジャパン寛容ラップ」で検索して視聴してみてください。それでは以下にそのやりとりを書きます。
男性客:「♪Yo!もしかして焦ってんのか おばーさん」「♪誰も怒ってなんかない」
    「♪アンタのペースでいいんだ 何も気にすんな」「♪自分らしく 堂々と生きるんだ」
おばあさん:「♪迷惑かけてしまってるなって」「♪焦ったらまさかの優しい発言」 
      「♪アタシも反省 見た目で判断」「♪もういらないわ 色眼鏡なんか」
男性客:「♪みんな違うの 当たり前」
おばあさん:「♪アタシはアタシで、アナタはアナタ」
男性客:「♪だれもができる」
おばあさん:「♪みんな持ってる」
(二人):「♪ひとり一人に リスペクト」
レジの女性:「♪たたくより たたえ合おう」「♪それが 優しい世界~」

私もずいぶんたくさんのACJAPAN(公共広告機構)のCMを見てきました。昭和天皇が崩御された時の前後は、テレビが番組自粛でACJAPANのCMがたくさん流れていたのを覚えています。大事なんだけれど、けっこう深刻な問題提起の内容のCMも多く、このラッパーのCMは、今まで見た中で一番明るく心に残るCMでした。このCMと同じ状況は、店での支払いだけでなく、銀行のキャッシュディスペンサーでもあります。別にお年寄りだけでなく、動作が遅いためにイライラされる人は、他にもいます。心に余裕があれば、待てるし、助けてあげられると思います。(お金を扱う場面では、誤解されるかもしれないので危険ですが) 色々な場所でクレーマーが増えて、昔より不寛容な人が増えたと言われますが、待つのが苦手な人や、我慢しなくなっている人が増えている気はします。

生きるということは誰かの世話を受けることを意味します。言葉は悪いですが、世話を受けることを「迷惑をかける」と言ったりします。「人様に迷惑をかけるんじゃない」は日本人がよく言うセリフですね。ただ、それはすべての人が、生まれてから死ぬまでお互い様のことです。「腹が立ったら10秒数えろ、それでもだめなら場所を変えて1分数えろ」という言葉があります。アンガーマネジメントという怒りをコントロールする方法を、小学校で学んでいるところもあります。「短気は損気」と言いますが、自分にとって損だということだけでなく、人に対して損害を与えるということを考えてほしいですね。寛容とは、心が広くて色々なことを受け入れられることを意味しますが、ギスギスした世の中にならないように、みんなが心に余裕をもって生きていけるようにしたいものです。みなさんは、心に余裕がありますか?