日誌
榎本校長のつぶやき
うるう年と卒業式の涙と校歌
今年はうるう年で、今日は4年に一度の2月29日です。今日が誕生日の人は、「年齢計算ニ関スル法律」により、誕生日前日の終了時(午後12時)をもって加齢するため、平年・閏年を問わず、毎年2月28日午後12時に年をとります。誕生日に年を一つとると思っている人が多いと思いますが、実際には誕生日前日に年を取ります。ですから、学年で一番誕生日が早い人は4月1日ではなく2日になります。余談ですが、1288年、スコットランドのマーガレット女王が「未婚の女性はうるう年ごとに、好きな男性に対してプロポーズすることができる。男性がプロポーズを拒むには、罰金を払うか、絹のドレスを与えなければならない」という法律を制定しました!うるう年の一年間はプロポーズを拒めないとは、男性も大変です。その後、うるう日のみに改正されたそうですが。フランスにも同じような法律があり、15世紀のイタリアでも慣習になっていたそうです。それだけ男性優位の階級社会だったということでもあるようです。第二次世界大戦中まではその習慣が正式に行われていたそうです。さて、皆さんは、この話を信じましたか。私は「へぇ~」と思いつつ、本当か疑わしかったので調べてみると、スコットランドの国立公文書館が、2000年にこの件に関して調査をし、そういう事実はないと結論付けられました。ただ、こんな話がまことしやかに広まったことには何かしら意味があると思いますので、興味をもった人は調べてみてください。
もう2月も終わりで、本当に今年は月日が経つのが早く感じます。高校入試の前期後期が一本化されて例年とスケジュールが変わったこともあり、感慨に浸る間もなく慌ただしく卒業式前日を迎えてしまいました。昨年の2月28日のブログでは、卒業式予行と卒業式の意義について書きつつ、卒業式で泣くことについて書きました。「♪卒業式で泣かないと~冷たい人と言われそう~♪」と80年代アイドルの斉藤由貴の「卒業」の歌詞にあります。涙腺の強い弱いがありますので、泣かないから冷たいというわけではないと思いますが、退場時に男子生徒が泣いているのを見るともらい泣きしてしまいますね。それ以前に壇上に座っていると、目立つ動きはできないので泣かないように我慢しているのが辛いです。元々涙腺が弱いのに、年を取ってさらに弱くなったので困りものです。今日の予行では、校歌を少し練習してもらいましたが、効果はあったでしょうか。卒業生は、太東で歌う最後の校歌であり、在校生は卒業生と一緒に歌う最後の校歌です。大きな声で歌って、卒業生を送り出してくれると、ハンカチの出番になります。明日は、よろしくお願いします。