日誌
2022年12月の記事一覧
泣き笑いで送りましょう
予餞会が終わりました。泣き笑いのある、いい予餞会でした。生徒会の導入から吹奏楽部のクリスマスメドレーに始まって、部活動や2年次生各クラスの映像作品と舞台パフォーマンス、1年次生全員の合唱、3学年団の出し物、PTAからのプレゼントと盛りだくさんで楽しませてもらいました。1,2年次生の感謝と応援のエールを、3年次生もしっかりと受け止めてもらえたと思います。1年次生全員の合唱をビデオで聴いたときは、「あっ、これならマスクをしていれば体育館で校歌を歌っても大丈夫だな」と思いました。1年次生だけでもこれだけ迫力のあるきれいな歌が歌えるなら、全校生徒がそろってしっかり歌えたらどんなに素晴らしい校歌が歌えることだろうと期待に胸がふくらんでしまいました。3年次学年団の出し物は、流石に3年間の付き合いがあるだけに、ドッカンドッカンうけていましたね。私も涙がでるほど笑わせてもらいました。普段見られない先生方の意外な特技や姿が見られ、また、異動した先生方のビデオレターもよかったです。PTAからは、先日、護摩焚きをしていただいた230人分の達磨とお菓子を、各クラス代表者2名に壇上で渡していただき、PTA会長から、心温まる御言葉をいただきました。天気予報どおりには、なかなか気温が上がらず、寒い中での予餞会となりましたが、3年次生の心はポカポカになったと思います。企画・準備・運営に携わってくれた生徒会を中心とする生徒の皆さん、御指導いただいた先生方、PTA本部役員の皆様、本当にありがとうございました。来年の予餞会は、全校生徒がそろってできることを祈願しています。
3年次生へ感謝とエールを
明日は、いよいよ予餞会ですね。予餞という言葉は普段使わないので、意味を知らない人も多いようです。中学校だと3年生を送る会ということで、三送会としているところも多いようですね。「予餞会」は予め(あらかじめ)、餞(はなむけ)をする会ということで、餞(はなむけ)は、旅立ちや門出を祝って、 詩歌や贈り物をすることです。 それを卒業式の前にあらかじめ行なうことから 予餞会といいます。人と別れる時に贈る金品という意味の餞別という言葉は、就職するとよく使います。「はなむけ」という言葉は、旅立つ人のために道中の無事を祈って、その人の馬の「鼻」を、これから向かう方向に「向け」てやる習慣が語源で、 旅立ちや門出を祝福して金品・詩歌・激励のことばなどを送るという意味になりました。
私が高校生のころは、歌手を呼ぶことが多かったようですが、他には漫才師や落語家なども呼んでいたようです。今では、1、2年生や先生方による出し物をするところが、ほとんどだと思います。下級生が感謝の意を込めた手作りの予餞会は、温かみがあっていいものです。コロナのせいで中止になっているところも少なくないようですが、ビデオに撮って流したり、リモートで実施したりと、何とか工夫して実施しているところも多いと思います。本校でも、ここ何日か昼休みに参加団体がリハーサルをしていましたが、明日は、どんなパフォーマンスで3年次生を泣き笑いさせてくれるのでしょうか、楽しみです。
朝焼けの光の中に・・・
今朝は、放射冷却が起こって寒かったですが、朝焼けが大変きれいでした。きれいな朝焼けを見ると、つい「朝焼けの光の中に立つ影は~」というミラーマンの主題歌が頭の中を流れてしまいます。1966年に始まった特撮ヒーローものの先駆けであるウルトラマンは今の世代にも形を変えて引き継がれているので、高校生の皆さんも知っていますよね。ミラーマンは、1971年から始まった特撮ヒーローで、鏡や水面など光を反射する物体に強烈な光とともに飛び込んで変身します。先日、霧の話をしましたが、霧の中から登場するヒーローもいました。水をエネルギー源としており、帽子についたバッジからアンテナが伸び、アンテナから発する霧状の蒸気に包まれながら巨大化し変身を完了するアイアンキングというヒーローです。ウルトラマンは3分しか地球上では戦えませんでしたが、アイアンキングの活動時間はなんとわずか1分でした。このように私が小学生だった当時、特撮変身ヒーロー物はたくさんあって、しのぎを削っている状態でした。その中でも特にユニークだと思ったのが、「超人バロム・1(ワン)」でした。このヒーローは、二人の小学5年生の男の子が合体して変身するのですが、腕をクロスに組んで友情の力で変身するので、ケンカしていると変身できません。面白い設定でしょ?少年ジャンプの連載漫画のスローガン「友情・努力・勝利」を体現するヒーローでした。なんと、原作は「ゴルゴ13」の作者のさいとうたかお先生です。主題歌を歌っていたのは先日亡くなったアニソンの帝王水木一郎さんです。話が脱線してとんでもないところに行ってしまいそうなので、元に戻しますね。朝焼けの話でしたが、夕焼けを歌った歌は、「夕焼け小焼け」「赤とんぼ」「とんぼのめがね」「人間っていいな」(まんが日本昔ばなしエンディング)など、いくつか思い浮かぶのに、朝焼けを歌った歌は出てこないんですよね。きっと夕焼けのほうが、日本人の感性にあっているから歌にしやすいのでしょう。1日の終わりのもの悲しさ、郷愁が夕焼けの風景にはあります。水木一郎さんには、「マジンガ~Z!」の元気よさから朝焼けが似合います。夕方から夜は、どうしても朝や昼間よりネガティブな気分になりますので、そんな時は、早く寝て早朝に勉強や仕事をしたほうがいいですよ。ポジティブな気持ちでないと、勉強も仕事もはかどりませんから。受験生の皆さん、頑張ってくださいね。
現状認識できてますか?
先日、以前に紹介した「受験勉強で君は史上最高の自分となる」という本を読んだことを書きました。今日は、その中の言葉から二つ紹介します。一つ目は、
『「現状認識」という精神的にツライ作業の後にこそ、成功が待っている。』です。以前に受験や部活の試合で、孫子の兵法で有名な「敵を知り己を知れば百戦してあやうからず」が大事ということを書きましたが、現実に向き合うのが怖くて逃げていれば、もしくは意識しないようにしていれば、進歩はありません。今、映画がヒットしているスラムダンクの安西先生が、桜木花道にミドルシュート2万本の特訓をしたときにシュートフォームのビデオを撮って、花道に見せました。自分のフォームにショックを受けている花道に言った言葉が「下手糞の 上級者への 道のりは 己が下手さを 知りて一歩目」です。自分自身を超越した場所から客観的に見ることに加えて、自分自身をコントロールでき、冷静な判断や行動ができる能力をメタ認知能力と言いますが、勉強でも運動でもこれができる人は強いです。「現状認識」できても、どうしたらわからない人のために指導者がいるのですから、大いに指導を仰いでください。
二つ目は、「好きな本だけ読んでください。好きな本だけ読んでも、一生の間には読みきれません。本には、著者の人生観、その人が人生をかけてつかんだ真実が詰め込まれています。それを数時間で手に入れられる、こんな宝物はそうそうありません。」です。『「超」整理法』という本がベストセラーになった、一橋大学の名誉教授で経済学者の野口悠紀雄さんの言葉で印象に残っているものがあります。それは、「残りの人生で、モーツァルトの曲が全曲聴けないことがわかり愕然とした」です。野口さんは、もうすぐ82歳になられますが、今ではなく、少し昔の言葉です。自分が平均寿命まで生きると仮定して、自由になる時間を計算して出た言葉だったと記憶しています。高校生の皆さんは、若いので、野口先生のようなことは考えたこともないでしょうが、そうした意識をもって生きることは大事かなと思います。「人間一寸先は・・・」ですからね。私は、そう考えると蔵書を全部読み返すのは不可能かなと思います。(漫画のほうが多いですが) 私は映画を1.5倍速では見ませんが、音楽など早送りでは作品を損なうもの以外のユーチューブは1.5倍速で見ます。時間の節約のためですが、それでも買ったのに読めていない本がどんどん増えてしまっているのが現状です。
「時間がないから〇〇できない」と言っている人は、それは本当にしたいことではないのだ。ということを以前にも書きましたが、本当にしたいことなら最優先でスケジュールにいれるはずです。皆さんも、本当にしたいことがあるなら、迷わず一歩を踏み出してください。誰にでも1日24時間あるのは平等ですが、人生の長さは平等ではありません。
Oh!マイ ブッダ!
今日は、少しガックリきたことがありました。今朝、自宅のプリンタの黒インクがなくなって、ブログ通信の印刷ができなかったので、帰宅する時にケーズデンキで買って帰ったのですが、交換しようとしたら、前に使っていたプリンタのインクだと気付きました。黒が早くなくなることを考慮し、今回は大容量のものを2個買ってきたのでダメージは4倍でした。「あ~っ、バカだ~!何やってんだよ!」と思わず声をあげていました。もう開けてしまっているので返品もできません。「高い授業料を払ったな」と気持ちを切り替えることにしましたが、皆さんには、せっかく払ったお金が無駄になったことはありますか?高いお金を出して買ったもので後悔したことはありますか?すでに持っているものを買ってしまったことはありますか?高い授業料を払ったことがありますか?ミスと失敗の違いについて、ミスは挽回できるもの、失敗は取り返しがつかないもの、と言った人がいましたが、そう考えると失敗なんてほとんどないということになります。ミスを恐れてチャレンジできないという人が、外国人と比べて日本人は多いと言われますが、ミスしても「たいしたことじゃねぇよ」と高笑いし、見事挽回して「おおーっ!」と言われる人になりたいです。そうは言ってもミスしないに越したことはありません。ミスすれば、少なからず人に迷惑をかけることになりますので。徒然草の「高名の木登り」じゃありませんが、慣れによる油断が一番禁物で、「なぜ、こんなミスを?」というミスは、ミスはありえないと高をくくって注意しないことから生じています。(つい最近、笑ってしまうミスがありました) 必要以上にミスを恐れることはありませんが、細心の注意は怠らないようにしたいものです。