日誌
榎本校長のつぶやき
ウルトラスーパー便利?
我が家では、かねてからA3対応プリンタが欲しいというリクエストがあり、今のプリンタも9年も使っているので昨日買い換えました。リビングのデスクトップの下にプリンタは設置しているので、今まではUSBケーブルでつないでいましたが、今度はWi-Fiでつなごうと作業を始めると…。プリンタにWi-Fiは繋がっているのにパソコンが認識してくれず、色々と試しましたが諦めてUSBケーブルにすることにしました。思えば、すぐ下にプリンタがあるのに、わざわざ不安定なWi-Fiにする必要もなかったと時間を無駄にしてアホでした。USBが登場したとき、「何の略?」「ウルトラスーパー便利だよ」という冗談がありましたが、それくらい当時は画期的でした。USBの登場前は、数多くの接続規格が乱立していて、キーボード用、プリンタ用、ハードディスク用などそれぞれ違う端子をパソコンに搭載する必要がありました。 (私は20数年前に、外付けCDドライブの接続を朝まで悪戦苦闘してだめで、購入した量販店へ持って行ったら不良品でした。「時間を返せ!」と叫びました。)1996年にUSB1.0の規格が成立し、その後Windows98以降のOSでは追加ソフトなしでUSBポートが使えるようになり、外部機器の接続がすごく楽になりました。デジタルデバイド(情報格差)という言葉がありますが、コンピュータやインターネットを使いこなせずに不利益を被る人(情報弱者)も少なくありません。特に高齢者は。コロナワクチンの予約申し込みを私は両親に代わって3回行いましたが、「電話だとつながらないので、息子さんがいるならネットでやってもらってください」と言われたそうです。私はMS-DOSの時代からパソコンと付き合っていますので、それなりの知識はあるつもりですが、早く「パソコンとプリンタを繋いで」と言えば、済む時代になってほしいです。
習慣は第二の天性
今年度1回目の定期考査が始まりました。1年生にとっては、高校で初めての定期考査ですね。十分準備をして臨めたでしょうか。私の高校時代を振り返ると、満足のいく結果を得られるには英語や地歴、古典など覚えることが多い科目では、10~20時間くらいはテスト前勉強が必要でした。逆に理数科目は、普段からちゃんとやっていれば、テスト前にそれほど勉強しなければならないことはありませんでした。英語や地歴だって普段からしっかり取り組んでいれば、テスト前に慌てることはなかったはずです。私の好きな言葉に「習慣は第二の天性」というものがありますが、「一日英単語を20個覚える」「数学の問題を2題解く」など、できることから習慣化していくことが、天才に匹敵するほど能力を伸ばし大きく成長するための一歩です。エジソンの言葉に「天才とは、1%のひらめきと99%の努力である」とあるとおりです。「継続は力なり」も「習慣は第二の天性」とセットにしてください。まず、帰宅したら30分机に座る習慣からつけましょう。少しずつ良い習慣を増やしていって、やらないと気持ち悪くなるくらいになってください。なりたい自分になるために、まだまだ遅くはありませんので、勉強でも部活でも、よい習慣をつける努力をしてください。
拍手の色
今朝のテレビ番組の中で、あるミュージシャンが「コロナで声援ができない状況ですが、その分拍手で応援してもらって、拍手に色がついていると感じます」という旨のコメントがありました。私は「拍手に色がついている」という表現はいいなと思いました。今まで拍手をする機会は数え切れないくらいありましたが、手のひらがジンジンするくらい拍手したこともあれば、おざなりの拍手をしたこともあります。自分が拍手をやめた後も拍手が続いている時、その拍手には暖かい色がついているのだなと思います。先日の総体の壮行会の拍手は何色だったでしょうか。
なぜ、小学5年生?
日本人はクイズ番組が好きなようで、いろいろ趣向をこらした番組がたくさんあります。その中で「クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?」は、「東大王」と真逆のコンセプトで人気があります。以前に「素朴な疑問」について書きましたが、みなさんは、「なぜ小学6年ではなく5年生?」と思ったことはありませんか?私は職業柄全国学力テストが小学5年生までの内容を問うから、それに合わせたのかと思っていましたが、『Are You Smarter than a 5th Grader?』の日本版だそうで、アメリカでは5年生が最高学年だからでした。(なら、日本では6年にしろよといいたいところですが、何かあるのでしょう)クイズは、難しすぎても簡単すぎてもつまらなくなりますが、私にもわかると思えるところがいいんでしょうね。クイズ番組は、勉強している気分になれるので罪悪感が少なくなるところもいいのかもしれません。
閉鎖解除(*⌒▽⌒*)
3年次の閉鎖が今日から解除され、登校できることになりました。3年次の生徒がいない学校は、卒業式後の学校のように寂しく感じていましたので、うれしいです。2年前コロナ感染が始まったころ、3ヶ月登校できませんでした。今まで当たり前と思っていたことが当たり前ではなかったことに気付いた期間でした。外国では、この2年間学校が機能していないところもあり、その学習の遅れは今後深刻な状況を招くと予想されています。当たり前に感謝しつつ、コロナが撲滅される日がくることを願って、これからも感染症対策をしっかりやっていきましょう。
ダンスデイを観て思ったこと
昨夜、ダンスの日本一を決める番組がありました。夕食時に観ていたのですが、本当にダンスの進化には驚きます。ただ、日本一を決めるのに審査基準が明確でなく、審査員の主観で決まっているようで不満が残りました。どんな観点をどんな割合で点数をつけているのか知りたいですね。技術や斬新さだけでなく、観ている人を楽しませるという観点を大事にするなら、審査員と観客の持ち点を半々にするとか、視聴者も採点に参加できるとかしてくれたら、もっと盛り上がったのにと思いました。いずれにせよ、評価は難しいもので、客観的で公正に評価しようと思えば、評価基準をしっかり定めなくてはいけません。定めても人が判断するので、芸術点とかつく競技は曖昧さが残ります。最後に、全国の先生方も成績評価には日々悩んでいることをわかってもらえればと思います。
スマホ依存
総体の期間中にスマホの通話が全くできなくなってしまったため、仕方なくスマホの機種変更を先日しました。気に入った機種が出ないので買い換えせずに4年11か月使っていた愛着あるスマホでした。しかし、通話ができないのが、こんなに不便だとは思いませんでした。緊急でなければラインやメールで十分なのですが、すぐに連絡したいときは、やはり電話です。統計によれば、高校生で多い人は一日8時間スマホをいじっているそうですが、「ついスマホをいじってしまう」「スマホが側にないと落ち着かない」となれば、立派な?スマホ依存だと思います。いつのまにか「あれば便利」というより「ないと不便」なものになってしまっています。『スマホ脳』という本が、2021年にベストセラーになりましたが、脳科学の見地からスマホが脳に与える悪影響について述べています。似たような本はたくさん出ていますが、ぜひ一度読んでみてください。
ポジティブ思考でいこう
新型コロナウイルス感染者が複数出たことから、3年次は学年閉鎖という残念なことになりました。ただ、高校総体は本日の陸上競技で無事終了し、自宅待機となっている生徒もなんとかインターハイ予選までには間に合うのではないかということで不幸中の幸いでした。今回のことで気の緩みから感染症対策が疎かになっていたことを自覚し、密を避けること、飲食時は距離をとって黙食することが徹底されるようになるなら、よい教訓になったと言えるでしょう。7日から10日間、出席停止になることが受験生にとって厳しいことを重く受け止めて、今後の生活に生かしてくれれば幸いです。「禍転じて福となす」「転んでもただでは起きない」の精神でいきましょう。
ANIME × FAMILY
昔は、居間で家族と一緒にテレビやビデオを観ることが多かったですが、(アンパンマンやポケモンは何回繰り返し観たことか)、子どもが大きくなるとそれぞれの趣味が違ってくるので一緒に観る番組も少なくなります。夕食時が一緒にテレビを観る時間ですが、アニメが多いですね。今は「SPY×FAMILY」、この前までは「王様ランキング」、「鬼滅の刃」です。「BANANA FISH」や「NARUTO」、「MAJOR」「Baby Steps」「鋼の錬金術師」とかも観てました。他にはクイズ番組を観ることが多いですが、家族で話をするよい機会になっています。さて、今日は、高校総体の開会式があります。その後、テニスとバドミントンの応援に行く予定です。これから試合があるみなさん、ぜひ練習の成果を十分発揮してがんばってください。
最初が肝心
昨日、録画しておいた「鎌倉殿の13人」を観ました。NHKの大河ドラマを観る基準は、キャストです。今回は大泉洋でした。私が今までに最後まで観たものは「軍師官兵衛」「江(ごう)~姫たちの戦国~」「太平記」などです。主人公に興味があれば、第1回を観て続きを観るかどうかを決めます。「映画は、最初の10分を観て面白くなければ、映画館を出たほうがよい」とまで言った人もいましたが、つまらないものを我慢して観る必要はありません。本も一緒で最初の10ページを読んで面白くなければ、やめます。もしくは、目次を読んで、面白そうなところだけ読みます。「少年老いやすく、学成り難し」です。1日の時間はみんなに平等にありますが、人生の時間は平等ではないので、何事も自分の時間を使う価値があるかどうかを考えたほうがいいでしょう。(くだらないことに多くの時間を使ってしまっている自分は棚に上げています)