日誌

2022年12月の記事一覧

令和4年ブログ納め

 令和4年も、あと1週間余りとなりました。2学期の終業式を迎え、このブログも今日で147回に達しました。途中、読んでもらうために積極的にイラストを入れたりもしました。また、途中で「つぶやきじゃないだろ」と突っ込みを入れられても仕方ないほど長文になる傾向もありました。毎回、生徒の皆さんに向けた教育的な落ちがつくように考えてきましたが、ネタが思いつかない日は、「今日は何の日」に頼ることも多くありました。3学期の終業式まで199回に達する予定ですが、どこかで1回増やして200回にしようかと思案しています。

 さて、今日は北風が冷たく、日本海側は寒波の影響で大雪になっています。大雪というものを、ほとんど経験したことがない生徒の皆さんには、本当に雪が恐いという気持ちは皆無だと思います。新潟の人が雪を悪魔と呼んでいるのを昔テレビで見たことがありますが、私も以前は、よくスキーに行っていたので、恐い思いをしたことがあります。まず、「白い闇」と呼ばれるホワイトアウトです。濃霧より恐いです。視界が真っ白になり、雪の粒しか本当に見えません。雪が深いと道路との境界もわからず、車を運転していて一番恐い経験でした。あとは、スキー場で雪が激しく降ってきたので早く帰ろうと準備している側から、雪が降り積もっていき、あっという間に車が雪に埋もれてしまったことがありました。雪国の人が雪に家を潰されるかもしれないという恐怖を感じるのも、わかる気がしました。               

 話は変わりますが、皆さんは雪に関する歌で好きな歌は何がありますか?私は、山下達郎の「クリスマス・イブ」、レミオロメンの「粉雪」、イルカの「なごり雪」、倉木麻衣の「Winter Bells」、ユーミンの「サーフ天国、スキー天国」などが思い浮かびます。雪を歌った名曲はたくさんありますが、変わり種だと、TOM★CATの『ふられ気分でRock'n' Roll』があります。雪がメインの歌ではありませんが、「歩道のすみに横たわる とけて行けない哀しい雪たち みじめによごれて」という歌詞が印象に残っています。降ったばかりのきれいな雪ではなく、アスファルトの道端で黒くなって溶けずに残ってしまっている雪の表現が、小野小町の「花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに」という歌を思い出させ、無常を感じます。本校の校歌の三番の歌詞には、「若き日は ふたたび無きを」「努めずや 力のかぎり」とあります。私もそうであったように、若い時は歳をとった自分をなかなか想像できません。それでも、そういう気持ちを心の片隅にもっているかどうかで、随分と違った高校生活になると思います。ダイヤモンドの意志をもって、過ごしてください。

泣き笑いで送りましょう

 予餞会が終わりました。泣き笑いのある、いい予餞会でした。生徒会の導入から吹奏楽部のクリスマスメドレーに始まって、部活動や2年次生各クラスの映像作品と舞台パフォーマンス、1年次生全員の合唱、3学年団の出し物、PTAからのプレゼントと盛りだくさんで楽しませてもらいました。1,2年次生の感謝と応援のエールを、3年次生もしっかりと受け止めてもらえたと思います。1年次生全員の合唱をビデオで聴いたときは、「あっ、これならマスクをしていれば体育館で校歌を歌っても大丈夫だな」と思いました。1年次生だけでもこれだけ迫力のあるきれいな歌が歌えるなら、全校生徒がそろってしっかり歌えたらどんなに素晴らしい校歌が歌えることだろうと期待に胸がふくらんでしまいました。3年次学年団の出し物は、流石に3年間の付き合いがあるだけに、ドッカンドッカンうけていましたね。私も涙がでるほど笑わせてもらいました。普段見られない先生方の意外な特技や姿が見られ、また、異動した先生方のビデオレターもよかったです。PTAからは、先日、護摩焚きをしていただいた230人分の達磨とお菓子を、各クラス代表者2名に壇上で渡していただき、PTA会長から、心温まる御言葉をいただきました。天気予報どおりには、なかなか気温が上がらず、寒い中での予餞会となりましたが、3年次生の心はポカポカになったと思います。企画・準備・運営に携わってくれた生徒会を中心とする生徒の皆さん、御指導いただいた先生方、PTA本部役員の皆様、本当にありがとうございました。来年の予餞会は、全校生徒がそろってできることを祈願しています。

3年次生へ感謝とエールを

 明日は、いよいよ予餞会ですね。予餞という言葉は普段使わないので、意味を知らない人も多いようです。中学校だと3年生を送る会ということで、三送会としているところも多いようですね。「予餞会」は予め(あらかじめ)、餞(はなむけ)をする会ということで、餞(はなむけ)は、旅立ちや門出を祝って、 詩歌や贈り物をすることです。 それを卒業式の前にあらかじめ行なうことから 予餞会といいます。人と別れる時に贈る金品という意味の餞別という言葉は、就職するとよく使います。「はなむけ」という言葉は、旅立つ人のために道中の無事を祈って、その人の馬の「鼻」を、これから向かう方向に「向け」てやる習慣が語源で、 旅立ちや門出を祝福して金品・詩歌・激励のことばなどを送るという意味になりました。

 私が高校生のころは、歌手を呼ぶことが多かったようですが、他には漫才師や落語家なども呼んでいたようです。今では、1、2年生や先生方による出し物をするところが、ほとんどだと思います。下級生が感謝の意を込めた手作りの予餞会は、温かみがあっていいものです。コロナのせいで中止になっているところも少なくないようですが、ビデオに撮って流したり、リモートで実施したりと、何とか工夫して実施しているところも多いと思います。本校でも、ここ何日か昼休みに参加団体がリハーサルをしていましたが、明日は、どんなパフォーマンスで3年次生を泣き笑いさせてくれるのでしょうか、楽しみです。

ダルマに目を入れよう!

 今日は、本校近くの真言宗正願寺で3年次生に予餞会で渡す達磨に護摩焚きをしていただきました。3年次生全員が希望の進路を決め、無事卒業できることをお願いしてきました。

PTA会長の澁澤さんと前後援会長の高櫻さんと一緒に230個の達磨を護摩壇の前後に並べ、3年次生の皆さんの「学業成就・交通安全・無病息災」を祈願して参りました。住職の倉嶋さんのお話では、不動明王が背負っている炎の力を借りて煩悩を焼き払うのだそうです。

 私は、毎年何かしら自分や家族の厄除けや祈願の護摩を焚いてもらいに、聖天様や文殊様に1月4日前後に行っていますが、護摩木を自分で炎に投じたのは初めてでした。貴重な経験をさせていただきました。

朝焼けの光の中に・・・

 今朝は、放射冷却が起こって寒かったですが、朝焼けが大変きれいでした。きれいな朝焼けを見ると、つい「朝焼けの光の中に立つ影は~」というミラーマンの主題歌が頭の中を流れてしまいます。1966年に始まった特撮ヒーローものの先駆けであるウルトラマンは今の世代にも形を変えて引き継がれているので、高校生の皆さんも知っていますよね。ミラーマンは、1971年から始まった特撮ヒーローで、鏡や水面など光を反射する物体に強烈な光とともに飛び込んで変身します。先日、霧の話をしましたが、霧の中から登場するヒーローもいました。水をエネルギー源としており、帽子についたバッジからアンテナが伸び、アンテナから発する霧状の蒸気に包まれながら巨大化し変身を完了するアイアンキングというヒーローです。ウルトラマンは3分しか地球上では戦えませんでしたが、アイアンキングの活動時間はなんとわずか1分でした。このように私が小学生だった当時、特撮変身ヒーロー物はたくさんあって、しのぎを削っている状態でした。その中でも特にユニークだと思ったのが、「超人バロム・1(ワン)」でした。このヒーローは、二人の小学5年生の男の子が合体して変身するのですが、腕をクロスに組んで友情の力で変身するので、ケンカしていると変身できません。面白い設定でしょ?少年ジャンプの連載漫画のスローガン「友情・努力・勝利」を体現するヒーローでした。なんと、原作は「ゴルゴ13」の作者のさいとうたかお先生です。主題歌を歌っていたのは先日亡くなったアニソンの帝王水木一郎さんです。話が脱線してとんでもないところに行ってしまいそうなので、元に戻しますね。朝焼けの話でしたが、夕焼けを歌った歌は、「夕焼け小焼け」「赤とんぼ」「とんぼのめがね」「人間っていいな」(まんが日本昔ばなしエンディング)など、いくつか思い浮かぶのに、朝焼けを歌った歌は出てこないんですよね。きっと夕焼けのほうが、日本人の感性にあっているから歌にしやすいのでしょう。1日の終わりのもの悲しさ、郷愁が夕焼けの風景にはあります。水木一郎さんには、「マジンガ~Z!」の元気よさから朝焼けが似合います。夕方から夜は、どうしても朝や昼間よりネガティブな気分になりますので、そんな時は、早く寝て早朝に勉強や仕事をしたほうがいいですよ。ポジティブな気持ちでないと、勉強も仕事もはかどりませんから。受験生の皆さん、頑張ってくださいね。