活動報告

吹奏楽部

快挙!県アンサンブルコンテストで入賞しました!

 12月18日(日)、富岡市かぶら文化ホールで開催された「第46回群馬県アンサンブルコンテスト」に東部地区の代表として出場しました。

 2チームとも入賞することができた上に、打楽器三重奏は西関東大会への切符をいただくことができました!本校吹奏楽部がアンサンブルコンテストで西関東大会へ出場するのは、創部以来初の快挙です!


◯打楽器三重奏/金賞・県代表
  私たちは、マーク・フォード作曲の『アフタ・ステューバ!』という曲を演奏しました。この曲では、マリンバという鍵盤楽器1台を3人で演奏します。音板(鍵盤)だけでなく共鳴管や側板と呼ばれる楽器の一部を叩いたり、楽器の周りを回りながら演奏したりと、パフォーマンス要素満載の曲となっています。

 本番の演奏において最も追究した点は、強弱の変化をつけることです。強奏部と弱奏部のコントラストをつけることによって、マリンバ1台でも迫力が生まれます。楽譜に書かれていることを細かく読み込み、より音楽的な演奏になるように工夫をしました。

 3人のうち2人は初心者ということで、練習を始めた頃は演奏に必要な技術を身に付けるのに精一杯で、先が見えない日々が続きました。しかし、練習を重ねていくうちにできる箇所が増え、3人で合わせることが楽しくなり、音楽的に演奏するだけでなくパフォーマンスを楽しむ余裕も出てきました。

 西関東大会には各県の実力チームが揃います。今回の演奏で足りなかった部分を改善し、より完成度の高い曲を本番のステージで披露できるように、今まで以上に努力します。目標である全国大会への切符を掴むために頑張りますので、応援よろしくお願いします。

(齋藤 礼央)


◯木管八重奏/銀賞
  私たちが演奏した曲は、内藤友樹作曲の『水墨画三景にみる白と黒の陰翳〜木管八重奏のための』です。この曲は和風でありながら、どこか西洋のモダンな雰囲気も感じ取れる曲です。

 工夫した点は、8人で音色を合わせて木管楽器らしい響きをつくった点です。木管楽器はそれぞれの楽器の音色が特徴的で多彩なため特に重視しました。

 練習を通して学んだことは、アーティキュレーション(音のニュアンスや繋がり方の工夫)を整えることや裏拍を感じることの大切さです。”水墨画”をイメージして作曲された曲であるため、墨の濃淡のように音にもメリハリをつけたいと考えました。そこで私たちは一音一音に神経を使い、必死に合わせました。練習する中で何度やってみても揃わない、曲のイメージに近づけないなど様々な問題がありました。しかし、「私たちの意志でこの曲を選んだのだから、とにかく頑張ろう」と8人で思いを固めることができました。練習を始めた頃と比べ、音も曲の完成度もグッとよくなりました。

 私たち8人は大会へ向けた練習を通して、演奏技術と表現力を高めることができました。また、一体感も生まれ、仲が深まりました。大編成での演奏と違いどの楽器も主役なので、必然的に一人ひとりの音の責任が大きくなり、それぞれが成長する良い経験になりました。

(原島 未来)